フランス生まれの認知症ケア 「ユマニチュード」 って、ご存知ですか?
フランス語で、「人であることを尊重する」 という意味の造語らしいです。
この 「ユマニチュード」 という認知症ケアの方法が、何か画期的か?というと、特にそうでもありません。日本でも同じような認知症ケアをしていますが、訴求がまだまだ上手じゃないんでしょうね。
「ネーミング」 であったり、認知症ケアをうまくまとめてアピールするという事が、日本ではまだまだなんだと思います。
海外ほど、「認知症」 をオープンにするという発想がまだなく、”隠しておきたい” という気持ちが、訴求下手にさせているような気がします。それはさておき、この 「ユマニチュード」 の中で、ひとつだけ驚いたことがあります。それは、
「認知症の人は視野がせまいので、鼻を中心に15度くらいで正面で見る」
いやぁ~、知りませんでしたよ。認知症の人の視野が狭いなんて・・・。15度しか見えないということではないと思いますが、認知症の人を正面から見ないと、コミニケーションを取っても効果的ではないんだなと。それでは、具体的に 「ユマニチュード」 を見ていきましょう。
以前ご紹介した、スウェーデン生まれの 「タクティールケア」 も ”タッチする” という認知症ケアの方法でした。ネーミングは様々でも、認知症の方への接し方は、「赤ちゃんや子どもに接するかのように」 というのが、基本なんですね。(参考記事:認知症ケアに効果あり? 「タクティールケア」 ってなに?のはなし)
元記事:フランス生まれの認知症ケア「ユマニチュード」
「ユマニチュード」 はまだまだ新しい認知症ケアの方法で、関連書籍も下記の 「看護管理」 ぐらいしかありません。これから、たくさん関連本が出版される事を期待したいです。(追記:本とDVDが発売になったので、追加しました!)
NHKクローズアップ現代で放送された 「ユマニチュード」 の回を見ての感想はこちらです↓
NHKクローズアップ現代 「見つめて 触れて 語りかけて ~認知症ケア“ユマニチュード”~」 を見て
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