見守りカメラを使って、家族の安否や健康状態を確認する介護者はいます。同じレベルで、家の室温や湿度まで、見守りはされていますか?
四季を通じて気温が安定している、築浅で気密性が高いなど好条件な場所に住んでいれば、それほど気にする必要はないかもしれません。
しかし、岩手の築50年以上の実家のように、冬場は真冬日(最高気温が0℃を超えない)になり、断熱材のない隙間だらけの家だと、屋内であっても寒いです。こちらのグラフは、今週月曜日の実家の台所の室温のスクリーンショットです。
朝5時の実家の台所の室温は5.1℃。東京の屋外の最高気温より寒い!
屋外ならコートを着ますが、朝5時の母はパジャマです。あまりにかわいそうなので、リモートで灯油ファンヒーターを付けた結果、1時間後には7.3℃上昇し、12.4℃になりました。この便利なグラフは、どうやれば見られるのでしょう?
11月に出演したNHKあさイチでは全部放送されなかったので、改めてわが家の室温、湿度の見守りについてご紹介します。
加湿はリモート操作できる?
冬は乾燥するので、高齢の母の風邪やインフルエンザ予防、今なら新型コロナウイルス対策のために加湿が必要です。
わたしが最初に検討したのは、エアコンで加湿もできるダイキンの『うるさら7』シリーズです。無給水で加湿できる優れものですが、いろいろ調べてみると、寒冷地では加湿効果が弱いようです。ダイキン公式ページの注意点を引用します。
一般の加湿器とは加湿方法が異なるため加湿量は外気条件により変化します。
引用元:https://www.daikin.co.jp/lp/2017user/a/
外気温度-10℃以下、外気相対湿度が20%以下の場合は加湿運転できません。
外気相対湿度が20%低下すると加湿量は20%低下します。
実家は外気温が-10℃近くになることもあるので、これではダメです。
普通の加湿器を使って、岩手に居る妹に週1回くらい水の補充をしてもらう運用も考えました。ところが母は加湿器とエアコンの違いが分からず、部屋が暑くなるとなぜか加湿器まで消してしまいます。なので今はわたしが帰省したときのみ、加湿器を利用しています。
母が加湿器を片づけないようになれば、灯油ファンヒーターを制御しているswitchbotシリーズの加湿器&温湿度計のコンビが面白いかなと思ってます。上の室温グラフも、下記の温湿度計を購入すると見られます。
SwitchBot Wi-Fi スマート加湿器 3.5L 大容量 + デジタル 温湿度計 スマート家電 – 高精度 スイス製センサ…
例えば、温湿度計の湿度が40%以下になったら、自動で加湿器がONになり、カビの繁殖が気になる湿度60%を超えたらOFFにするという設定ができますし、時間設定も可能です。
あるいは今使っている加湿器にこちらのスイッチを付けて、温湿度計と連動させてボタンを押してもいいです。記事タイトル下の写真のような感じで、あらゆるスイッチにはがれない強力な両面テープで接着します。
リモート操作のしくみ
スイッチアーム操作、加湿器のONOFFをするためには、家にネット環境が必要ですし、もうひとつSwitch bot Hub Miniが必要です。ネットとHubがつながって、Hubからスイッチに指示が飛びます。仕組みとしては下記の図のようになります。
ネット環境、Switchbot hub mini、スイッチ、温湿度計があれば、自動で加湿器のコントロールができるようになります。
SwitchBot スイッチボット スマートホーム 学習リモコン Alexa – Google Home IFTTT イフト Siriに対応 Swi…
認知症が進行して、母は寒さに鈍感になりましたし、温度の意味も理解できていません。寒いと寒いまま我慢して過ごしているので、冬場は特に温度の見守りが欠かせません。
カメラで安否や様子を見守ることに集中しがちですが、温度や湿度にも気を配ってみてください!
今日もしれっと、しれっと。
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