今回の地震で活躍!見守りカメラを車庫から寝室に移動したワケ

地震の件、コメントありがとうございます!母もわたしも無事です!

岩手県盛岡市は震度4でしたが、築50年以上の木造建築だからでしょうか?揺れたときの音がすごいのと、30秒くらいの長さで、わたしは震度6だと思いました。ウソでしょ、震度4って。

0℃前後で割と暖かい夜でしたが(いつも−6℃とか)、それでも暖房なしで寝ていたため、寒くて布団から出られず、ただ暗闇の天井を見つめながら、揺れが収まるのをジッと待ちました。

揺れが止まったあと、枕元にあったスマホで、NHKの震度をチェック。次いで、見守りカメラで1階の寝室の母の様子を確認しました。母は起きたようでしたが、わたしと同じ状況で寒いので、1度起きて、そのまま寝てました。

その後3時くらいにまた、地震があって目が覚めました。同じようにスマホで確認すると、母はその影響で30分後くらいには起きてしまい、何度も起こされたわたしはそのまま寝てしまいました。

朝起きて、母と会話するとこんな感じでした。

くどひろ
いやぁ、昨日は揺れたね~
ウソ。全然知らずに寝てらったあ~
くどひろ
あれ、震度4とは思えないんだけど
そういえば、誰か家に来てくれたっけ
くどひろ
???

母の会話は妄想&作話中心なので、深夜に人は来ていません。わたしの調子が良ければ、作話を「ふんふん」と聞き流せるし、地震で睡眠不足の今回だと、「地震は夜中の11時と3時だよ」と、つい正論を言ってしまいます。朝起きたら、居間にあったこけしが壊れておりました。

首が取れたこけし

今週末の東北新幹線のチケットを取っており、どうやって帰京するか検討中です。長時間のバス移動はコロナもあってイヤな感じだし、さてどうするか……。

元々、寝室には設置していなかった見守りカメラでしたが、結果として助けられました。

寝室の見守りカメラの本当の目的

当初、見守りカメラ(スマカメ)を車庫に設置した理由は、デイサービスでない日に母が準備して待っていることがあるため、カメラから声掛けをして家の中に戻ってもらうためでした。

ところが、車庫はコンクリートで囲まれており、メッシュwifiでもうまく届きません。岩手に居るときは問題なく使えていたのですが、なぜか東京からアクセスするとフリーズを連発。

どこでもスマカメ
車庫に設置したスマカメ

岩手に居る妹に何度も調整してもらいましたが、改善しないので車庫への設置は諦め、寝室に移動しました。

理由は、認知症の母の布団の敷き方です。真冬で寒いのに、掛布団を忘れ、毛布と電気毛布2枚のみで寝ようとするのです。また、電気毛布をセットしたりしなかったりと安定しないため、布団の見守り用にカメラを設置しました。

掛布団がないと、盛岡では寒いでしょ?

このカメラはバッテリータイプで、充電して使います。寝室のコンセントは1か所しかなく、そのコンセントは母がことごとく抜いてしまう箇所なので、バッテリーでちょうど良かったのです。火災報知器の近くに設置したせいか、母は未だにカメラの存在に気づいていません。

火災報知器の真上に見守りカメラを設置

今回の地震で、もし見守りカメラがなかったら、1階まで下りていって、母の寝室の扉をノックして、母の状態を確認しなければなりませんでした。それが布団の中で完結でき、ラッキーでした。

このバッテリータイプのスマカメは、わたしが持っているカメラの中で最も高い28000円です。しかし、接続に時間がかかり、バッテリーの持ちが悪く(寒さも影響している)、1か月しか持ちません。母がコンセントを抜くので重宝していますが、もし故障したら別のカメラに変更します。

最新回voicyは、4大認知症って何?というお話です。コメント返しの時間もあります↓

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

4件のコメント

おはようございます。
お二人とも無事で本当に良かったです。結構揺れましたよね…
岩手にいる私の父も大丈夫だったそうです。すぐに連絡が取れてほっとしています。
新幹線は復旧に10日ほどかかると聞きました。東京にいる奥様も心配ですね。

くどひろサンこんにちは
voicy聞いてますよ~☺️

地震お見舞い申し上げます
お母様ひとりじゃなくて良かったー
今に生きてるので(うちは)覚えてなくていいですよね
色々心配あると思いますが頑張りましょう(しれっと)

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか