胃と大腸内視鏡の同時検査を受けたら想定外のつらさが待っていた

先月の人間ドックに続き、先週末に胃・大腸内視鏡検査を3年ぶりに受けてきました。コロナの感染者が少ないうちに受けておこうという人が多いみたいで、初回の血液検査から3週間待って、やっと検査を受けられました。

採便キット
わたしは鎮静剤を使用するため、眠っている間にすべての検査が終わるのでラクなのですが、今回は想像以上のつらさが待っていました。月曜日にアップする予定じゃなかった今回のネタも、つらくてやむを得ず前倒しです。

検査前準備

検査前日の昼から、食事制限が始まります。レトルトの検査食(おかゆ、シチュー)を食べ、水かお茶しか飲めません。胃や腸の中に、余計な固形物を残さない準備をします。

夜9時にお薬を飲んで就寝。翌朝5時から最後の試練が待ってます。腸管を洗浄するモビプレップっていう液を2リットル作り、これを飲み切ります。1杯を10分~15分かけて2杯飲んで、水を1杯飲むのを繰り返して、腸内に何も残らない状態を目指していきます。これで約3時間近くかかります。

早起きは苦にならないのですが、飲む量が多すぎて腹がタプタプになるのと、トイレに何度も行くので疲れます。検査食のみで、体に栄養が足りてないので検査前からヘロヘロです。

鎮静剤を使うと朦朧となるので、病院まで歩いて30分。自転車や車は危ないので、禁止となります。

検査は無事終了!

お尻に丸い穴の開いた検査着に着替え、いざ検査です!

鎮静剤を使ったので、胃カメラのえずきもなく終わりました。以前、鎮静剤なしで意識のある中で胃カメラをやって地獄を見ました。

ベッドに寝た瞬間、すぐ鎮静剤が効いて目が覚めたら検査が終わっていて、別室に運ばれてるパターンを想定してましたが、今回は早く目が覚め、お尻の検査が終わってません。

あれ?と思いながら、いつも以上にお尻にベッタベタのゼリーが大量についていたので、トイレでキレイにして着替えて、医師から検査結果の報告です。

結果は、胃に良性ポリープがあり、3年前の検査でもあったこちらは経過観察。直腸に5mmほどのポリープがあり、内視鏡で切除したと言われました。胃は変化がなかったのですが、直腸のほうは3年で少し大きくなって、医師からは早く見つかって良かったと言われました。

検査が長くなった理由は、ポリープ切除で時間がかかったんですね。ポリープの病理判断をするため、2週間後にまた、結果を聞きにいかないといけません。

1.5日のプチ断食が始まる

ポリープ切除のあと、本当の地獄が待ってました。

切除後から、再び食事制限が始まったのです。検査は朝10時からだったのですが、検査日の昼も夜も水分のみ。朝は2リットルの洗浄液しか飲んでないので、丸1日水分のみの食事。

夜にはお腹が空き過ぎて、フラフラに。下手に動くと体力を消耗するので、できるだけ何もしないようにしてました。そして翌日朝もまた、水分のみ。

昼になって、やっとおかゆが許され、夜もおかゆのみ。1日半のプチ断食を、生まれて初めてやりました。食べないと体に力が入らない、動けない、頭も回らない。5mmのポリープ切除で、まさか寝込むことになるとは思いませんでした。おそらく食事制限のほうが、影響が大きいかも。

ブログと音声配信voicyがまだ終わってなくて、ブログはネタを前倒し、voicyは根性で収録しました。1週間は、飲酒禁止です。本当は長距離移動も禁止ですが、遠距離介護のスケジュールは動かせないので、こちらは行くことにします。

音声配信voicyの最新回は、文中にあった根性で収録した回。ある介護のことばかり考えていると本当に視野が狭くなるよっていうお話です↓

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか