ブログのコメントとして頂いた「ねこさま」の後見制度の体験談をご紹介します。
コメントをほぼ引用しながら、わたしの意見を加えています。特に土地や建物の資産価値の高い都会にお住まいの方が、後見制度を利用される場合は一読したほうがいいお話です。
「ねこさま」は、今後情報発信をされていくということです。わたしも今回、少しだけお手伝いさせて頂きます。これを読むと、弁護士や司法書士に頼らず自分で後見人になったほうがまだまし!って思うはずです。
わたしが後見人を務めた岩手県盛岡市は、後見制度を申立する人数が本当に少ない地域です。流動資産もうちは少なかったですから、東京に住むわたしでも成年後見人になれたんだと思います。
恐ろしい話です。わたしの場合は自分で収支報告をしましたが、いつ裁判所から査察が入るかとビビリながらやってました。レシートも100円レベルで全部集めてました。
以前、申立のところだけ専門職にお願いして、そのあとは自分でやるという話を聞いたので、これはいいとブログにも書きました。しかし、親族後見人の不正が多く、専門職へ移行する流れがあるので、途中でスイッチできないかもしれません。
甘々過ぎる・・・わたしは細かいレシートほとんど裁判所に提出しました。こんなザル管理、あり得ません!
1人につきいくらという報酬だったら、許せませんね。
これ読むと思いませんか、まだ家族が横領したほうが救われると。(逮捕されるので、もちろんダメです)人様にお金を使われたあげく、戻ってこない・・しかもそれが社会的には信頼されている弁護士や司法書士なんですよね、認知症の方への経済的虐待です!
最後に、
ねこさまの今後の情報発信を、より多くの人に知ってもらわないといけないなと思いました。成年後見制度自体が知られてないからブログでいろいろ書いてきたわけですが、こういう制度ではダメです!
信頼できる弁護士、司法書士は誰なのか・・・見分け方が分からないのがやっかいですね。きちんと職務を果たしてくれる専門職の方も、たくさんおられると思うのですが。
法人後見人は他人の目が届くので、今できるリスク回避はこれくらいなのかも・・・
今日もしれっと、しれっと。
私も後見人制度を検討したことがあります。
裁判所では、財産がかなりある方以外には不必要な制度ととれる様な説明を受けました。また、司法書士の説明会で、一度後見人制度をつけたら必要なくなっても死ぬまでやめられないと聞きました。
親の住む地方では、離れて住む場合第3者と親族と2人後見人をつけないと受理されない場合がほとんどと説明されました。その場合、毎月2万×12か月×5年としても120万円。詐欺にあう額の方が少ないのではないか、と言うことになり後見人をつけるのをやめました。
先日、認知症の人に大量に品物を売りつける行為を違法とする法律が4月にも施行されるとの報道があり、少し安心しました。認知症と認定された人が結んだ契約は無効にできる・・との法律ができるといいのですが。
遠距離半年さま
コメントありがとうございます!
やはり現状では、遠距離介護での親族後見人は難しいということですね。どれくらい費用がかかるかシミュレーションされて、すばらしいと思います。
わたしのように預貯金の管理や解約をしたいという理由が後見人になるきっかけ第1位なので、ならざるを得ない方も結構いらっしゃるんですよね。よく分からないけど後見人にならないと、家族でもお金を引き出せないと銀行に言われ申し立てるみたいな方多いと思います。介護費用の捻出をするつもりが、思った以上に専門職に持っていかれた方も多いと思います。
おっしゃるとおり買い物の取消権だけでも法律になるのは、いい流れだと思います。
今後ともよろしくお願い致します!
本当に酷い制度です。私も母と2人で暮していました。突然兄妹から成年後見人が立てられ、それが兄妹が相談した弁護士が成年後見人に。私はいつの間にか高齢者虐待と疑われ。また私の留守中、母は兄妹から連れ去られ、今は施設に入り面会も出来ません。母は以前から施設に入るのは嫌だと言ってましたし録音もしています、しかし家裁も弁護士会も見て見ぬふり。先日成年後見人弁護士から心不全で入院したとの手紙。これだけ母を苦しめた制度を許す訳には行きません。
合瀬様
なんと!そんなことがあったのですね!金銭による家族内トラブルの話は知っていますが、高齢者虐待と疑われるとは。
少しずつ親族後見人を増やす方向で制度は変わっていく過程らしいのですが、まだまだ改善すべき点はたくさんある制度だと思います。