認知症の経過報告(9週目)

コウノメソッドを実践して、3か月目突入です!認知症の母(69歳)が、コウノメソッドと出会ってどのような認知症の経過をたどるのかをブログに書きつづっています。

認知症の母の状態と、現在行っている認知症治療

・アルツハイマー型認知症と診断されたのが、2013年4月上旬?
・おそらく1年前くらいに発症、祖母が子宮頸がんで入院して家で1人になってから一気に悪化
・脳の委縮はほとんどなく、軽度の認知症と診断
・現在服用しているのは、フェルガード100Mのみ。1日2包服用を服薬管理タペストリーを使って、本人が管理
・9週目はわたしは東京に滞在

とても静かな9週目って、どういう意味??

ブログを書いていると、どうしても ”大きな変化” とか、”事件” とかをとりあげたくなるんですが、この経過報告は本当に単なる経過報告なので、何もない週があります。で、この9週目は本当に何もなかったのです・・・以上、終了!

ではまずいので、わたしはこの週をこうとらえるようにしました。

変化がないこと=サプリメントが効いているということ

そもそもなんですが、アルツハイマー型認知症は治りません。薬を使って進行を遅らせることはできますが、治すことはできないのです。昨日、ips細胞の話を山中教授がされていた時に、このアルツハイマーの話をしていて、何年か先にはきっと治る!そう思わせる報道ステーションでの内容でしたが、今は無理です。

治らない&進行してしまう認知症なので、現状維持ができていればそれは成功!

この9週目も携帯電話が一度もなりませんでした。午前中だけで10連チャンで電話してきて、電話したことすら忘れる・・・きみまろのネタかよっ!ってぐらいな話なんですが、これがなくなったのは看ている側からすると大きいです。

不思議なもので連絡がなければないなりに、遠距離に住むわたしは不安だったりするんですよね・・・どっちやねん!っていう感じなんですが、安定はしていますね。ひとりで朝と夕方、フェルガード100Mをほぼきっちり飲んでいますし、いい安定状態を保てていると思います。

結論

何か変わった点は特にない週でした。安定しているってことは、今のところコウノメソッドの効果はあるんじゃないって、妹も言ってました。

フェルガードについての詳細記事は、フェルガードという米ぬかサプリメントとコウノメソッドのはなし に書いてあります。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか