自分の認知症介護・在宅介護ルーティーンを一度リセットしてみよう!

介護 ルーティーン

インフルエンザではないのですが、わたしは最近体調が思わしくない日々が続いておりました。

平昌オリンピックをボーっと見て、SNSやネット、スマホをほぼ触ることなく横になっていました。眼球を動かすと頭が痛くなるので、いろんなものをほったらかしにして、ひたすら治るのを待ちました。
 
ネットを中心に情報収集するのは生活のルーティーン(決まりきった手続きや仕事のこと)なのですが、調子が悪くてそんな気も起きずにリセットされてしまいました。このルーティーンが無くなることが、生活に支障をきたすかというとそんなこともありません。

むしろ、ちょっと過剰に情報収集しすぎていたかもなと、いい感じで力を抜くきっかけを頂いたような気がします。

今やっている介護は過剰ではないですか?

24時間365日、認知症介護・在宅介護している方は自然と「介護ルーティーン」が身についてしまっているかと思います。長年かけて、介護される側、介護する側にとってベストな方法を模索した結果できた「介護ルーティーン」。

介護がルーティーン化されると、すごく便利な面もあります。その生活動作や介護が日常と化しているため、思っている以上に苦になりません。

以前、内閣府が調査した「在宅介護で苦労したことベスト10」の上位にある、排泄、食事、入浴、移乗、立ち上がり補助などが、すでにルーティーン化しているのであれば、苦労していたとしてもその苦労の気持ちは半分くらいにはなるかもしれません。

しかしルーティーン化には、デメリットもあります。何も考えずに手や足が動くのはいいものの、すでに思考停止状態になってしまっているということです。「今までそうやってきたから」、「この方法が間違いなくベストだから」、慣れてしまうことはいいことでもあるのですが、もっといい方法があることに気づかずに介護してしまっている可能性もあります。

仕事上でこういうことはよくあると思います。参加しなくていい会議に出席したり、作る必要のない資料を作り続けていたり、満員電車に乗ることが当たり前だと思っていたり・・・そんなルーティーンから抜け出すには、どうしたらいいでしょうか?

介護ルーティーンから脱出する3つの方法

もし介護者自身が病気になってしまった時のことを考える

もし介護者自身が病気になってしまったら、日頃やっている介護を誰かにお願いできるでしょうか?自分しか介護できないという状態になっていないでしょうか?もし介護者自身が病気になってしまったらと考えて、自分で抱えている介護を誰かにお願いできないかを考えてみるといいと思います。

アウトソーシングする

何のための介護保険制度でしょうか?ケアマネに、自分の介護状況を一度相談してみるといいかもしれません。家族の目よりも第三者の目で、その介護は自分でやらなくていいと判断してもらえるかもしれません。ヘルパーさんにお願いしたり、ショートステイを利用したほうがいい場合もあります。

思い切って自立に任せてみる

わたしは今確定申告の時期で、この2月に関しては都内に居ることが多いです。帰省すると、家の中はおかしなことになっていることが多いのですが、それでも認知症の母はいつもと変わらず生活はできています。

日用品の在庫が不足していたり、モノが無くなっていたり、お薬を飲み忘れていたとしても母は生きているので、実はやらなくてもいいことまでやっている可能性もあります。自立ができる人なら、思い切って自立に任せてみるのもありかと思います。

自分の本にも「慣れ」って大切ということを書きましたが、いい感じに「慣れる」必要があって、苦労をいとわない「慣れ」は介護者自身によくありません。何年かぶりに横になる日々を経験し、いろんなものがリセットされたおかげで、いい感じで力が抜けました!

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこのブログを書いている人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか