「ブログ始めたいけど、どうしたらいいですか?」などブログ関連でよく受ける質問の回答をまとめました!

ブログ論 質問 回答

今日は祝日なので、わたしのブログ論についてのお話です。

わたしは肩書きを「介護作家・ブロガー」と名乗っているので、メディア取材中にブログについて質問されることも多いですし、個別でブログについて質問を受けることが結構あります。

ブログについて偉そうに語れるほどアクセス数も多くないのですが、「しれっと」5年以上週3回、ブログを書き続けていることは事実。説得力もないのですが、よくあるブログの質問にお答えしたいと思います。

Q1.ブログは無料ブログから始める?それとも有料?

わたしはwordpressで独自ドメインをとって有料で運用していますが、元々は無料ブログ(FC2ブログ)を多用していました。無料と有料、どちらがいいか?という問いに関しては、「書く人が ”続けられる” 環境ならどこでもいい」と答えています。

こういった質問を受けたあとで、その方のブログを後日見ると8割以上更新が止まってます。無料、有料を語る以前の問題で、そういう方を多く見てきたので、最近はこう答えるようになりました。

wordpressを難しいと感じる方は、PC操作自体がストレスになり、ブログどころではありません。また、wordpressで独自ドメインをとって、レンタルサーバーを借りれば、毎月費用が発生します。せっかくお金をかけたのに、ブログを更新をせず費用だけがかかる・・・だったら無料ブログから始めて、継続できるようになってから有料へ移行してもいいと思います。

Q2.ブログはどんなテーマで始めればいいですか?

ブログを始める目的は何でしょうか?

人のためになるような情報発信をしたい、お金を稼ぎたい、文章を書きたいなど、いろんな目的があると思います。その目的を満たしつつ、「継続できる、記事を書き続けられる」テーマを選定するといいと思います。Q1の答えと同じです。

わたしの場合は、介護の話をブログで発信すれば、いつか誰かの役に立つ日が来るだろうと思って、このブログをスタートしました。誰にも読まれなくても続けられたのは、最初は誰にも読まれない時期があることが分かっていたからで、過去に経験したブログの失敗が生かされています。

興味のない食器のブログを立ち上げたりして・・・当然続きませんでした。

Q3.ブログを続けていると、どんないいことがありますか?

わたしはメリットだらけです。

介護ブログを始めて1年くらいは、なんの感触もありませんでした。しかし、アクセス数が増え、読まれるようになってからは、メディア取材が自然と増えるようになりました。また、コラムを寄稿して欲しいという仕事が舞い込んだりしました。さらに電子書籍を作って商業出版したところ、その流れはさらに加速しました。講演依頼が増え、本当にメリットだらけです。

しかも、他の副業より、初期投資のお金が要りません。例えばカフェを始めようとしたら、物件にかかる賃料、スクールに通う、材料費など、たくさんの資金が必要です。でも、ブログは無料ブログならば0円。失敗したところで、ノーダメージです。

忘れてはいけないのが、ブログに「お問合せ欄」を設けておくことです。お問合せからメールが来て、突然仕事が決まります。ブログの記事が、わたしの営業活動を24時間365日休まずやってくれています。

Q4.ブログにはどんなことを書いたらいいですか?

芸能人・有名人であれば、ご自身の日常を書くだけでアクセスが集まってきます。その人自体に価値があるので、どんな日常を送っているのか、ブログ読者も興味があるからそれでいいのです。夕ご飯を食べた、オーストラリアへ旅行へ行ったなど、他愛のない話をアップするだけでアクセスが集まります。

しかし、わたしも含め一般人の単なる日常にアクセスは集まりません。また、告知や宣伝ばかりのブログも、飽きられてしまいます。ホリエモンの本に確か書いていたと思うのですが、基本「give and give」の精神です。自分の得た情報を、とにかくブログ読者に提供するという精神が大切です。有益な情報をこれでもかってくらい、ブログ読者に与えるという気持ちが必要です。

また、自分の書きたいこと=読者が求めること とは限りません。これは出版するときも同じで、こんなことを書きたいなぁと著者が思っていても、その企画では本は出せませんと出版社に言われることはよくあります。

とはいえ、100%ブログ読者に与え続けるネタを探すのも厳しいので、たまには自分のことを書いてみたりするのもいいと思います。ブログを書くという意識を持っていると、生活のすべてが「ネタ」に見えてきます。ブログでアウトプットしなければという気持ちが常にあるので、インプットするときの意識が全く違ってきます。

そしてブログに書いたものは、すべて資産となります。googleに表示されるようになり、気づけば検索エンジンからいろんな人がやってきます。いいね!が集まらなかったとしても、アクセス数が集まればいいのです。

Q5.仕事が忙しくて、ブログを更新できません

空いている休日にまとめて記事を書いて、決まった曜日、決まった時間にアップするようにセットすればいいと思います。最初は書いても書いても反応がないので、楽しくありません。でも根気強く続けていると、少しずつブログ読者が増えます。

「ブログを待っている人がいる」

こういう状況にまでなれば、自然と更新ができるようになります。ひょっとすると副業であったブログが、わたしのように本業になる可能性だってあります。会社という看板を背負わず、個人で勝負できるところも楽しいです。

わたしはブログのおかげで、人生が大きく変わりました。40歳で介護ブログを始めたとき、まさかこんなに人生が激変するとは思っていませんでした。すごく運がいいなぁと思っているのですが、ゲッターズ飯田さんの言葉を借りれば「運がいいというのは、日頃の積み重ねがあるから運も味方する」ということなのかなと思っています。

ブログを始める人を見ていると、1週間の壁、1か月の壁、3か月の壁、6か月の壁、1年の壁があるかなと思います。1か月すら続かないケースが多いのですが、6か月を超えてくるとブログを淡々と更新できるようになる気がします。

ちなみに休日・祝日はアクセス数が少なくなる傾向にあるので、そういう日は今日のような少し違ったことを書いたりしています。

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか