亡くなった祖母(享年90歳)は、アルツハイマー型認知症でした。やや高度と呼ばれるレベルまで認知症が進行。徘徊や弄便なども症状もありました。
その介護をしていたのが、認知症になる前の母(70歳)です。母は特に認知症の勉強をしていたわけではないので、祖母に対しては厳しくあたりました。
母: 「冬なのにそんな薄着して!風邪ひくでしょ!雪があるのにサンダルで外でちゃだめでしょ!」
母: 「そんな古い物食べて!おなか壊すよ!」
母: 「なんでお風呂入らないの!臭いよ!」
こんな調子だったそうです。この頃わたしは東京で生活、年1回の帰省でした。妹は娘を連れて実家に帰り、母の対応をずっと見ていました。それから数年が経過した現在、妹と話をする機会がありました。
わたし:「今週はさぁ、3つほど困ったことがあってさー」
「薄着&サンダルで、雪かきしたがる」
「いつのものか分からない残りものを食べる」
「風呂に入らず臭い」
すると、妹が
「お母さん、おばあちゃんとおんなじだ」
と。亡くなった祖母は薄着で徘徊していたし、残り物を食べたがる、そして風呂に入らない。今の母と全く同じだというのです。
「認知症の祖母がやっていた行動は、その娘である認知症の母にそのまま受け継がれている」
ということなんです。症状自体が遺伝するという情報は見かけたことがないのですが、うちはしっかり遺伝されているようです。はっきり違うところが一つだけあります。
「早期から認知症治療を行っている」
ということです。亡くなった祖母に対しては、デイサービスに通わせるなどの後処理的対応しかしなかったのですが、母に対しては先手を打っているので、同じような進行にはならないはずなんですが・・・
進行したら、弄便や徘徊などに移行していくんだろうか・・・・
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