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コロナの影響を大きく受けた認知症の母の3つの症状の変化

コロナウィルス

先日、【9月は世界アルツハイマー月間】2020年認知症推薦図書51冊のリスト という記事を書きました。

推薦図書はあっても、アルツハイマーデーで仕掛けてくださる書店さんはそれほど多くはありません。都内だとジュンク堂書店池袋本店さんが、認知症当事者の皆さんの本のフェアをやり、認知症に力を入れていらっしゃる印象です。

出身地である岩手では、盛岡駅構内のさわや書店フェザン店さんで現在、フェア開催中の情報を頂きました。岩手ではあまり見かけたことがないので、うれしいです。

さわや書店フェザン店さんの店頭(現在)

6月末~8月中旬まで、認知症の母と生活しました。

3か月ぶりの再会でわたしを覚えていたし、いつものリピート話で一安心という記事を書きました。ただノーダメージというわけにはいかず、気になる症状が3つほどありました。

死んだ祖母がここにいた!

レビー小体型認知症の症状のひとつである「幻視」。

見えるはずのない子どもや虫や動物が見えます。母にはレビーの症状はほとんど見られないのですが、コロナ禍になる前にはなかったこんな症状がみられました。

ひろ。母さんは、どこさ行ったえん。
くどひろ
え??ばあさんは7年前に天国に行ったけど?
さっき、ここさ居たえんちぇ。
くどひろ
いやいや、それはないって

母の初めての反応に、わたしは完全に「素で」回答しました。

亡くなった認知症の祖母が入院中、病院を家と勘違いして「うちの娘、どこさ行ったえん」とわたしに聞くので、「台所にいるよ」と話を合わせて、祖母を安心させていた時期もありました。しかし、初見だとびっくりして、こういう模範解答はできません。

母は決まって、昼寝や夕寝して起きた直後にこう言います。いわゆる寝ぼけている状態なのですが、しっかり目が覚めるまでの間は、わたしが事実を言うと、若干怒ります。しかし目が覚め、改めて祖母が亡くなった旨を伝えると、「あら、そうよね。いるわけないわね」と正気に戻ります。

祖父がよく登場する

コロナ禍で母の記憶がどんどん先祖返りしていて、母の父(わたしの祖父:さとる(仮名))が会話に登場するようになりました。

「さとるはダンスが得意だった」

祖父と祖母は離婚したため、わたしは1度も会ったことがありません。さとるは昔で言うところのコックさん(母はシェフではなくコックという)で、その血を引き継いだ母も料理が上手でした。

戦時中は料理専門だったため、生きて戦場から戻り、スナックで昔付き合っていた女性とバッタリ会ってしまい浮気。激怒した祖母から三行半を突き付けられ離婚したと、母は言ってます。

母が認知症になってから聞いた話なので、話半分で聞いていますが、おそらく半分以上は正しい話だと思います。そんなわたしも会ったことのないさとるが、やたらと会話に登場するようになりました。

さとるはダンスが得意なコックだったわけですから、昭和初期はモテモテだったのではと。77歳の母が小学生時代の話をする機会が増え、ちょっと驚いています。

怪しいエアコンの操作

テレビのリモコンで、エアコンを消そうとする回数が増えました。わたしは黙ってその様子を見ているのですが、自分で気づくこともあれば、しばらくリトライをしてわたしに助けを求めてくることもあります。

てきとうにボタンを押しまくって、なんとなく冷房がついていることもあるため、最近は東京から遠隔でスマートリモコンの利用回数が急激に増えました。実家の居間の温度、湿度をスマホで確認する回数が増え、たまに冷房のスイッチを遠隔で入れて、万が一暖房がついていることのないよう、修正しています。

コロナ禍の今、どうしても次の帰省まで1か月~2か月くらいは空いてしまいます。ひとりで居る時間が長くなってしまうので、やはり認知症の症状の進行があります。早くコロナ終息して欲しいですよね。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUT US

介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。認知症の祖母(要介護3)と母(要介護2)のW遠距離介護からスタート、悪性リンパ腫の父(要介護5)の在宅介護も経験。東京と岩手を年間約20往復、遠距離在宅介護歴8年目の現役介護者。NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで介護の模様やブログが紹介される。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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