認知症介護に必須なホワイトボードをまたまた買い替えた!

実家に着いたら、ホワイトボードのイレーザー(消すやつ)がこんなふうに分離してました。認知症介護で毎日何回も使っていたので、そりゃ壊れるって話です。

分離したホワイトボードのイレーザー

何年前に買ったホワイトボードなのかを、Amazonやヨドバシカメラの購入履歴で確認したのですが、なぜか見つかりません。改めてわが家の認知症介護における、ホワイトボードの大切さについて、語ろうと思います。

2013年から認知症介護に使っているホワイトボード

ホワイトボードの記事を探したら、2014年にこんな記事を書いてました。

ホワイトボード
この頃はまだ、ホワイトボードに今日の予定、今日の献立を書いておけば、認知症の母は理解できていたようです。

ニトリのホワイトボードを1年使い倒したと書いてあったので、認知症介護を始めてすぐから使っていたことになります。マグネットで冷蔵庫に貼り付けているのですが、居間にもう1枚あって、同じ質問を何度もされたときにも使っています。

認知症も重度まで進行してしまったので、以前と比べるとホワイトボード効果は8割減ですが、それでもホワイトボードに書かないよりかは、書いたほうがラクです。最近は漢字よりひらがなを使ったり、ルビを振ったりして、何とか理解してもらう工夫をしています。

ホワイトボードに書けば同じことを何回も言わなくて済むし、ボードを指させば回答になるし、母も自分で何回かに1回は答えに気づいて、質問しなくなります。認知症介護で10年愛用していますが、今も現役です。

アスカのホワイトボードがうちにはいい

ホワイトボードのサイズや画像検索をしまくった結果、直近で使っていたのはアスカのホワイトボードと判明しました。

どうしても直近のものが欲しかった理由は、歴代のホワイトボードの中でもっとも耐久性が高かったからです。イレーザーは壊れてしまいましたが、581円で数年(3年くらいは持った?)は上出来です。

アスカのホワイトボード

あとはマグネットの位置を自由に決められる点も、購入のポイントです。冷蔵庫の設定ボタンが中心にあって、それを避けてマグネットを取り付けるためには、このホワイトボードでなくてはいけません。

冷蔵庫の真ん中に設定ボタンがありまして
設定ボタンを避けて、マグネットを自分で配置

イレーザーだけ買ってもよかったのですが、だいぶ黒くなってきたので買い換えました。ここからまた何年か使い続けることになると思います。認知症介護に、ホワイトボードは欠かせません!

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今日もしれっと、しれっと。


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2件のコメント

おつかれさまです。
うちは100円ショップで買った磁気ペンタイプのお絵かきボードに日付、曜日、その日の予定を書いてベッドサイドに立てかけています。
母は朝目が覚めるとそれを見る習慣がついているようですが、「リハビリ」だけは理解出来ないようなので「運動先生」と書くと分かってくれます。
安物なのですぐ壊れると思っていましたが、もう3年以上がんばってくれています。

見守りカメラさま

お絵描きボード派もいますよね、そして家ごとの言い回しの違いもよくあります。デイサービスを温泉と呼んでいる方とかいました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか