認知症の母と息子の温度感覚があまりに違うので

酷暑に備えて、4月に居間のエアコンを新しくしました。こんな部品不足になるとは思ってなかったので、早めに購入しておいてよかったです。

新しいエアコンなので、当たり前ですが設定した室温になると冷房が止まり、暑くなるとまた冷房が強くなります。

妹から母が寒がっているという話を聞いて、やばい!と思ったのですが、エアコンを新しくしたのに、13年前のエアコンを使っていた当時の温度設定の感覚のまま、スマートリモコンを使っていて、実家の居間や寝室を遠隔で冷やし過ぎていました、申し訳ない!

母と一緒に生活する中で、どのくらいの室温が適正なのかを2週間ほど探っていたわけですが、25℃の冷房は寒いけど、26℃だと何も言わないことが分かりました。岩手は昨日梅雨明けしたので、梅雨明け後の母の温度感覚も調査します。

母の体感温度を優先すると、わたしが暑い!

夜になると、エアコンの設定温度は27℃とか28℃でも良さそうな感じですが、そうするとわたしがとにかく暑い。母が冷えすぎず、尚且つ自分が涼しい方法を考えた結果、わたしだけ扇風機を使うことにしました。(タイトル下の写真)

扇風機はおそらく数十年前の扇風機で故障はしていませんが、あんまり使ってはいけないやつです。母はこの扇風機が気になるようで、

何? この丸いの? いくらしたの? いつ買ったの?

くどひろ

見て、黄ばんでるでしょ。だいぶ前の扇風機じゃないの?

この質問が止まりません。何度も何度も何度も扇風機の質問をされるので、さすがに参ってしまうのですが、かといってエアコンの設定温度を下げると寒いとなりますし、風邪をひかれるとさらにまずいので、質問攻撃に耐えてます。

この方法だと母は寒いと言わず、わたしは涼しいわけですが、扇風機の風が母にも少しはいくのでスースーすると言います。そして季節感のない母は、相変わらずこんなことを言ってます。

ほら見て、雪降るってよ

テレビの天気予報で、雪の予報が出ていたと言う母。春まではギリギリ違和感がなかったのですが、さすがに真夏の雪の話は、違和感MAXになってきました。といっても、母を止める方法は何ひとつないんですけど、今年は雪が少なかったとずっと言ってます。

半袖着て、エアコンつけて、扇風機を回して、スイカも食べてもらってこれでもかってくらい夏を演出してますが、認知症もここまで進行すると厳しいかな~

音声配信voicyの最新回は。プロと家族の介護の線引きはどこにする?を語ってます↓

今日もしれっと、しれっと。


 


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(79歳・要介護3)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて10年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか