1/18新刊発売のお知らせ

もしも50代の今から自分の介護が始まったとしたら?

わたしは40歳(2012年)から、母と祖母の遠距離介護が始まりました。

もし40歳ではなく50歳の今、2022年から介護が始まっていたらどうなる? という仮定で話を進めます。わたしと同世代の方はこれから介護が始まるケースが多いので、ある意味リアルかもしれません。

わたしの家族はみんな生きている前提にすると、母は79歳、父は81歳(別居)、祖母は99歳。病状は同じ、わたしは介護の知識が全くない状態でどういう決断を下すかを考えてみました。

Uターンして介護するかどうか?

まず岩手に帰って介護をするかどうかですが、99歳の祖母、79歳の母の両方が認知症でも、岩手には帰らないと思います。間違いなく、遠距離介護の道を選ぶはずです。

これは自分の価値観というか、ライフスタイルは維持したいと思うので、どんな介護の状況になっても変わらないと思います。それだけ自分の人生の優先順位が高くて、その中で介護はどうするかと考えます。

在宅で介護するか、施設で介護するか?

在宅で介護するか、施設で介護するかですが、99歳で子宮頸がんになった祖母を、在宅では介護しないだろうなと思います。でも79歳の母は在宅で介護するかなと。なので、今までやってきた介護と同じになります。

祖母がもうちょっと若かったら在宅も考えるかもしれませんが、がんの治療や緩和ケア、99歳でわたしも介護の知識がない前提で考えると、やはり病院か施設がリアルだと思います。

介護離職するかしないか

おそらく介護離職はするだろうと思います。10年前と比べて、会社の介護離職への理解は深まっていると思いますが、独立志向が元々強かったのでその理由で会社は辞めているだろうと。

ただ仕事がめちゃくちゃ面白くなっていたら、介護休業制度を使って介護と仕事の両立をするかもしれませんが、50歳という年齢、年収のバランスで会社に残れるかどうかです。ちょっとでも会社から必要ないと思われている雰囲気を感じていたら、介護離職します。

ただ50歳からのセカンドキャリアについてノープランかもしれないので、40歳で会社を辞めた今の自分よりもいばらの道が待っていると思います。貯金は10年分多くなっているはずなので経済的にしばらくは安心ですが、稼ぎ方が分からずに困るかもしれません。

遠距離介護のツール

今から介護が始まったとしても、見守りカメラやスマートリモコンは絶対に活用すると思います。この10年の違いは大きくて、わたしの最初の頃に使っていたツールは高いし、今と比べるとスペックも低いです。そうした苦労をしない分、介護はラクになるだろうなと思ってます。

結局、今の遠距離介護のスタイルと同じ形になるという話になってしまいました。40歳で介護が始まってしまったことが自分の人生にマイナスに働いているとは1度も思ってなくて、むしろあのとき介護が始まってなかったら、会社で疲弊していたのでは? と思います。

災い転じて福となすですね。

音声配信voicyの最新回は、介護以外にも目を向けよう!って話です↓

今日もしれっと、しれっと。

【2023年講演会予定】
1/29(日):埼玉県幸手市・杉戸町 → 内容の詳細


 


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東京と岩手の遠距離「在宅」介護を、10年以上続けられている理由のひとつが道具です。わたしが使ってきた道具を中心に、介護保険の杖や介護ベッドなど福祉用具も含め、介護者の皆さんがラクになる環境を実現するための本になっています。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(79歳・要介護3)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて11年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか