1/18新刊 重版決定!

なぜか介護中に起きてしまうこんなこと

介護をしていると、なんでこうなるの? なぜこのタイミングでこんなことが起きるの? といったことが多発します。例えば誰もが経験するのは、要介護認定の認定調査のときだけなぜか信じられないほど調子がいいみたいな話です。

ご紹介する例のどれもが、認知症の母のせいではありません。だけど、なんで今日なの? 今じゃなくていいのに! といつも思うので、箇条書きでまとめました。

  • シーツを交換した日に限って、失禁してしまう
  • 母がリハパンを誤って洗濯したので、洗濯槽の掃除までしっかりやったのにまたリハパンを洗濯する
  • 今から眼科に行くけどトイレは大丈夫?と質問して、大丈夫と答えたのに出発直前にトイレに行ってしかも長い
  • 洗濯を忘れてしまった日に限って、母が洗剤を入れずに洗濯し、生乾きのまま取り込む
  • お風呂をキレイに掃除した日に限って、お風呂場から便が見つかる
  • 仕事を始めるときにかぎって、母がものを失くして一緒に探す
  • 普段は早起きなのに、デイサービスの日に限って起きてこない
  • トイレ掃除をやったあとに限って、トイレの便器や床になぜか便が付着する
  • 炊飯器を隠し忘れたときに限って、お米を3合も炊いてしまう
  • 畳が尿で汚れてしまったので、クエン酸スプレーでニオイを取った日に失禁する
  • 天気の悪い日が続き10日ぶりに晴れてやっと布団を干したのに、失禁してしまう
  • 夕食後のデザートを冷蔵庫の奥に隠しておいて、普段なら見つからないのに見つけて全部食べてしまう

特に洗濯、掃除をしてキレイにした直後に、すぐ汚すパターンが多いです。いずれ汚してしまうのでその点は諦めているのですが、直後ってところがポイントで、やっぱりそれなりにダメージがあります。

せっかく掃除したばっかりなのに、洗濯したばかりなのにって思うのですが、母に怒ったとしても改善されません。わたしの運の悪さを呪うばかりですが、普段の行いが悪いのかな? と思う日もあります。

落ち込むわけでもなく、ただ「あ~」「またか~」とひとりブツブツ言いながらも、淡々と処理する毎日です。読者の皆さんもきっと、タイミングの悪い介護たくさんありますよね?

音声配信voicyの最新回は、元気なうちに行う形見分け、亡くなったあとの形見分けの話です↓

今日もしれっと、しれっと。


 


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東京と岩手の遠距離「在宅」介護を、10年以上続けられている理由のひとつが道具です。わたしが使ってきた道具を中心に、介護保険の杖や介護ベッドなど福祉用具も含め、介護者の皆さんがラクになる環境を実現するための本になっています。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(79歳・要介護3)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて11年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか