ゴミ出しができない高齢者向けのゴミ出しサポートを利用することになった

昨年、訪問介護事業所の変更が必要になり、開かれたサービス担当者会議でケアマネさんから、ゴミ出しサポートを使ってみたらと提案があって、使うことになりました。

今までわたしかヘルパーさんがゴミを捨てておりましたが、いくか問題がありました。1つはヘルパーさんにお願いする仕事が、母の認知症の進行とともに増えた点です。

歩いて5分くらいのところにゴミ集積場があり、微妙に遠いのです。時間のないヘルパーさんにとって、往復10分のロスは大きいです。また真冬の今、雪道を歩いていくともっと時間がかかります。

この話は燃えるゴミのみの話で、プラスチックごみ、古紙、燃えないゴミ、びんかんペットボトルは家族がやっていて、タイミングが悪いとゴミがたまって大変でした。また帰京前にできるだけゴミを捨てておく習慣があり、せっせせっせとゴミ出しをやってました。

ゴミ出しサポートの利用条件

ゴミ出しサポートは家の前までゴミ収集車が来てくれて、週1回ゴミを回収してくれる仕組みです。そのため、ゴミ集積場に行く必要がなくなります。

盛岡市のゴミ出しサポート事業は、下記の条件です。読者の皆さんの親の住む地域の自治体を調べると、だいたいこの事業はやってます。

  1. 65歳以上の者で一人暮らしの世帯
  2. 障がいのある者で一人暮らしの世帯

ゴミの種類はすべて収集してくれるので、燃えるゴミだけが対象とかではありません。ケアマネさんに言われるまで、この事業の存在自体は知っていましたが、自分でゴミを捨てるのが習慣になっていたので、すっかり忘れてた!という感じでした。

ゴミ出しサポートに必要なもの

ゴミ出しサポート事業は、各家庭でゴミバケツを用意しなくてはなりません。ゴミバケツと言われたので、最初はホームセンターで90リットルの大きい青いバケツ(英語でペールという)を見に行きました。

1人暮らしの高齢者の割に、ゴミは多く出ます。なのでいつも45リットルのゴミ袋を使っていたのですが、それだとバケツには理論上は2個だけです。

燃えるゴミ、燃えないゴミ、古紙、プラスチックなど、複数の袋を1つのバケツに重ねて入れると、思っている以上に入らないのではと思ったのです。2個買うことも考えましたが、ゴミが重なるのが扱いずらいなぁと。また夏場は生ごみが臭いんじゃないかと。

それでamazonで探してみて、見つけたゴミ箱が下の写真。これ200リットルも入ります。冬だからまだいらないかもしれませんが、夏は消臭力でコバエ対策が必要になりそうです。

石を土台にして設置したゴミ箱

わたしの介護もヘルパーさんの介護も、少しラクになりそうです。真冬は本当に助かります。

音声配信voicy最新回は、白内障の手術の左眼のほうの話です。右眼はブログに書きましたが、左眼は音声で語ってます↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか