リハパンの種類を変える理由

わが家では、花王の『まるで下着』という薄手のリハパンを使ってきました。それまでは布の失禁パンツを使っていたのですが、日中の失禁が増えて常時リハパンになったのが2023年1月のことです。

あれから1年も経っていませんが、在庫がなくなり次第、まずは花王のリリーフ『安心のうす型』に変更します。先日のブログ記事で、リハパンを変えると母が混乱するから変えないと書いたばかりでしたが、急に方針変更したのには理由があります。

リハパンの変更点

リハパンの何を変えるかというと、1番は尿の吸収量です。今までは2回吸収、これからは3回になります。『まるで下着』は尿とりパッドを併用しないタイプでしたが、『安心のうす型』は紙パンツ専用の尿とりパッドの併用も可能なので、パッドだけ変える運用もできます。

あとは色です。『まるで下着』はピンクでした。同じように色がついたものがないかを花王の『おむつ110番』に電話で問い合わせたところ、ないとの回答でした。やむを得ず、ベタな白のリハパンになりますが、これが母にどう影響するか?

元々『安心のうす型』は、待ち時間の長いものわすれ外来に行くときや、長めの外出のときにたまに使っていました。念のため履いてもらっていたのですが、漏れなかったので最近は『まるで下着』のみで運用していました。しかし……。

デイサービスからのお願い

週4回利用しているデイサービスの連絡帳に、「吸収量の多いリハパンの検討をお願いします」と書いてあったから変更しました。前にも言われたことがあって、その時はリハパンの在庫がなくなったらという話で終わっていたのですが、問題なかったのでそのままにしてました。

ちょうどわが家でもレンタカー事件があったばかりで、外出時に2回吸収で大丈夫なのかなと思っていたところでした。意見が合致したので、早速変更することにしました。

わが家の場合、尿とりパッドだけを変える運用ができません。基本母ひとりで生活するためで、リハパンの節約はできません。ただリリーフがいいのか、ライフリーがいいのか、マツキヨのリハパンがいいのか、悩んでいるところで使い比べをしていくつもりです。

本格的な運用は来年からで、すでにヨドバシカメラの通販で購入しました。後ろを表示するテープがあるのですが、母はあれを引っ張ってしまいます。あとは漏れを防ぐためのゴムの強さと履きづらさの比較をすべく、テストが始まります。

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今日もしれっと、しれっと。


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4件のコメント

お久しぶり…です。
[リハパン選び]に…一言!!
自分で履いてみて わざと[尿.便]を(数回)もらしてみましょう!!(笑)
さまざまな事が[体験]として[学習]できます!!
ぜひ…ご参考に……(笑)

うちはリハパンとパッドの併用ですが、有難い事に毎月500円程度払えば自治体から1ヶ月分配達してもらえます。(大抵余ります。)
メーカーやタイプも選べるので大変感謝しております。

見守りカメラさま

ありがとうございます、すっかり忘れてました!
うちは半年リハパンを常時使えば、対象になります。とはいえ銘柄は確か選べなかったような? 確認するきっかけを頂き、ありがとうございます。、

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか