11/17新刊発売、12/13出版イベント開催!

母の悪玉コレステロール値に驚く医師とそうでない医師

今年8月に母を健康診断に連れて行き、血液検査をしたところ悪玉コレステロール値が高いと診断されました。

過去に同じ指摘をされたことはあったのですが、今回担当の医師から「今飲んでいるお薬はありますか?」と言われたので、「いえ、何も」と答えたら、えらく驚かれてしまいました。

医師の一言はとても重い

患者家族として、医師からそんなふうに言われてしまったら「先生、すぐに薬を処方してください」と反応してしまう場面です。健康診断だから、現実はムリですが。

しかも結果を聞いたあと、母と一緒に廊下で待っていたら看護師さんがやってきて「お薬手帳をもう1度確認させてください」と。

よっぽど悪い数値なのかもしれないと思いつつ、わたしは「かかりつけ医と相談して、考えます。ちょうど来月、受診する予定があるので」と伝えると、看護師さんは安心して帰っていきました。

翌月、かかりつけ医にこの様子をそのまま伝えました。わたしがあまり慌てなかった理由は、かかりつけ医の判断がベストだと思ったからです。積極的に薬の処方をしない先生で、必要なときに処方してくれます。

改めて健康手帳を見せ、ここ数年悪玉コレステロールの数値が悪化していることを確認。2年前の健康診断の際は処方はなかったのですが、今回から薬が出ました。ただしっかり効くお薬のようで、先生なりの処方をする方向で落ち着きました。

むやみやたらに薬を処方され、ポリファーマシー、いわゆる複数の薬の服用による副作用をわたしは心配しています。訪問薬剤師さんにはいつも、新しい薬の意味やポリファーマシーの相談をしていますが、母は82歳にしてはかなりお薬の種類が少ないらしいです。

年齢から考えて、さらにお薬は増えていくと思います。ただかかりつけ医と訪問薬剤師さんと相談できる環境にあるので、その点は安心です。

今日もしれっと、しれっと。



2025.12.13(土) 出版記念イベント開催!

11/17(月)『工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント』(翔泳社)の発売を記念して、12/13(土)朝10時から、東京・品川にあるフラヌール書店(不動前駅)とオンラインのハイブリットで出版記念イベントを行います。ブログや音声配信では絶対に話せないリアルな介護の話を、たくさんします。オンライン参加は顔出し不要、匿名参加OKです。気軽にご参加ください!

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【2025/11/17発売の最新刊】
「工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント」(翔泳社)
遠距離介護歴13年以上で、2013年から遠距離介護ブログを運営してきたわたしが、これまでの情報を基に、遠距離介護の定番となる本を目指して書きました!遠距離介護が始まるかもしれないと不安に感じている人や現在遠距離介護中の方に向けた実用書です。

 

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント(翔泳社)、老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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