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介護を支える 「妻の負担」 について考える(その2)

妻の介護

前回、男性介護者は介護を頑張ってはいるけど、介護や家事など 「妻の負担」 を結果として増やしているという本の引用をご紹介して、うちはそんなことないという話で終わりました。今回は、わたしの妻に聞いてみたところからです。

くどひろ
自分が介護してるけどさ、介護にタッチしてない負い目とか感じるの?
感じるよぉー
くどひろ
えー、なんで?
自分の実家から、プレッシャーが・・・女性は大変なんだよっ!

妻の実家・・・完全にノーマークでした(笑)

うちは父と母が別居中で、特に面倒です。結婚の時に、別居中の父と母が12年ぶりに顔合わせ。父の空気が最悪で、気まずいったらありゃしない・・・あれ以来、妻には父母が揃った場には参加させないようにしてます。

祖母が亡くなった時も、お葬式には来なくていいと言いました。わたしは喪主の仕事を務めながら、母の認知症を親族に伝えていたので、大忙し。その間妻が、父母の間で話すなんてありえない。息子ですら大仕事なのに、嫁には厳しすぎです。

案の定、父の空気がまたも最悪で・・・初めて認知症の母を見ても、相変わらずの亭主関白っぷりでわたしもひきました。

とにかく介護や家族から妻を分離してきたし、わたしは自宅勤務なので、介護負担も家事負担もほとんどないと思っていたのですが、妻の両親からのプレッシャーがあったとは知りませんでした・・・

やっぱり 「介護は女性がするもの」 という意識は、親世代の常識なんですね。地方だからってのも、あるかもしれません。

母はわたしの妻に介護して欲しいと思っているのか

認知症の母は口癖で、

こんなに来てもらって、あんたの奥さんに悪いわね~

と言います。なんとなく何往復もしてることはわかってます。普通に考えれば、そんなに休める会社なんてないので、おかしいと気づくところですが気づきません。前回いつ帰ってきたかも覚えてないし、予定通り帰っても毎回ビックリしてます(笑)

妻はそうは言っても、実際はお母さんはわたしにも介護して欲しいと思っているよと言います。しかし、今の母は気遣いができない、本音で生きてる人です。認知症がそうさせていて、本音過ぎて場の空気を読めないレベル・・・

息子の世話にはなるけど、妻の介護は受けられないと認知症でも本気で思ってます。昔から嫁姑戦争ドラマを見ては、

あんたの奥さんとは同居しないから

と言ってた母。ケンカしちゃうからではなく、親族とはいえ迷惑はかけられないと認知症になる前から言ってました。

仕事において男女雇用機会均等法ができても、まだ男女差は残ってます。介護においてはかなり遅れてます、まだまだ妻負担な社会ですが、うちみたいなパターンは増えていくはずです。家事・子育てシェアも普通な時代ですし、介護もそれぞれの親をそれぞれが分離しながらみる時代がくると。

そういえば、わたしにもつまらないプレッシャーがありました。

「介護離職してるんだったら、なんで奥さんを連れて同居で介護しないの」

というものです。それが普通?みたいなこと言われたこともあるし、過去に取材で言われたこともあります。親もわたしも望んでない、ただそれだけです。普通って、なに??認知症が進行しても、できるだけ通いで頑張るつもりです。

世代間の常識の違い、男性・女性の役割の考え方、いろいろあります。またしてもうちは特殊事例だと思いますが、他の家と比較することに意味はありません。他の家のいいとこだけは取り入れますけど、大変なところは真似しません。

今日もしれっと、しれっと。

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2 件のコメント

  • 同居して介護しないの??って言う人のほとんどが同居して介護した事のない人だったりするんじゃないかな。

  • せきぐさま

    これまたおっしゃるとおりです!人それぞれなので、スルーしてます。

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    ABOUT US

    介護作家・ブロガー
    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。認知症の祖母(要介護3)と母(要介護2)のW遠距離介護からスタート、悪性リンパ腫の父(要介護5)の在宅介護も経験。現在も東京と岩手を年間約20往復、遠距離在宅介護8年目。NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」で介護の模様とブログが紹介される。著書:ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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