わが家の1か月あたりの在宅介護費用(要介護3)

2022年1月、認知症の母は要介護2から要介護3になりました。改めて1か月の介護費用(在宅)がどう変化したかについて、まとめました。

サービス要介護2要介護3
交通費48,00048,000
薬・サプリ13,00013,000
ヘルパー7,0007,200
訪問リハ2,5004,000
訪問看護3,0003,000
デイサービス13,00020,000
訪問薬剤師02,000
手すり1,0001,400
合計87,50098,600

介護費用の解説

表の解説をします。

交通費は、コロナ前の月2回の帰省(東北新幹線)で計算しています。このまま第7波が来ないようなら、帰省ペースを元に戻すのでその前提にしました。交通費には、もの忘れ外来通院のレンタカーや他の通院のタクシー代も含んでます。

お薬やサプリメントは現在見直し中で、おそらく金額は下がるのではないかと思いますが確定してないので据え置きです。

他のサービス内容はほぼ変更はないのですが、デイサービスは週2回から週3回へ増やしてます。要介護度が上がったので、支払いも増えました。さらに訪問薬剤師さんにも来て頂くようになり、合計で1か月あたり11,100円ほど増えました。

遠距離介護なので、やはり交通費の割合が大きいです。それでも介護施設を利用するよりも介護費用は抑えられていますし、母もわたしも望むカタチの介護が続いています。

要介護2のときは限度額いっぱいになりましたが、要介護3になって枠に余裕ができました。母の状態にもよりますが、もしサービスを増やすとしても時間の空きのほうがなくなってきました。

それでもデイサービスの回数とヘルパーさん、あとは手すりなどのレンタルが増える可能性はあります。費用が確定したら、このページをアップデートするつもりです。さてこの態勢、この金額で何年続けられるか、2年くらいいけたらいいなと思ってます。

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか