2021年最後の遠距離介護始まる

2021年最後の遠距離介護が始まりました。

先日、たまたま都内の親族と遠距離介護の話をしたら、えらく驚かれました。岩手に帰れるのか!と。わたしの感覚が世間ずれしているのかもしれませんが、一般的にはそういう反応する人いるよな、1年前なんてもっとすごかったと思い出しました。

コロナ感染者数が激減し、緊急事態宣言が解除になって、これまでより移動しやすい環境が整いましたが、これはこれで難しい調整に迫られました。

ホテルの健康観察は必要か?

コロナ禍の遠距離介護で必ずやってきたビジネスホテルでの健康観察ですが、今回も必要があるのかどうか悩みました。

現在の東京の感染者数を考えると、直接実家に帰ってもよさそうですが、ホテルの予約はいつも2か月前にはやってしまいます。新幹線、ホテル、ヘルパーさんの日程調整等をすでに終えている手前、簡単には日程変更ができません。

  • 母がデイサービスに行った日に帰省して、家中を掃除したい
  • ヘルパーさんの日程調整は、帰省する2週間前には終えている
  • 通院前に2週間、盛岡に滞在した実績が必要になる
  • 新幹線のチケットは1か月前に入手済

これでも1泊減らす調整は行ったのですが、4泊5日を3泊4日にしました。

今回は直前に大腸内視鏡検査を受けたので、念のためのPCR検査も受けました。以前、秋葉原駅前のPCR検査センターで受けた際に思ったのは、そもそもセンターに行って検査したくないということでした。

狭いブースで、マスクを外して唾を出すのですが、感染リスクあるかも?という気持ちからか一向に唾が出ません。それで今回は、秋葉原でお世話になった木下のPCR検査キットを使って検査しました。結果は陰性、ホッとしております。

つなぎの遠距離介護

今回の遠距離介護は通院2か所なので、いつもよりはラクです。

本格的な冬を迎える前に冬支度をしてきます。前回9月頭の時点で、すでにコタツを用意し、ファンヒーターも掃除してあるので、ある程度はやってきたのですが、寒さのレベルを体感してきます。

来年1月は極寒対策のためしっかり帰省する予定なので、今回はそのツナギの月でもあります。今後の遠距離介護のペースをどうしていくか、コロナの感染状況を見ながら、少しずつ以前のように細かく帰省する方向にもっていきたいです。

前はこまめに母に刺激を与える環境ができていました。やっぱりあのやり方は間違ってなかった。コロナで認知症の進行が早まったのは、帰れなかったことも大きいと思ってます。

音声配信voicyの最新回は、コロナでがん検診の受診率が低下しているので受けて!っていうお話です。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか