介護先である岩手県盛岡市に居たわたしは、10時30分と14時の予定のためにどうしても東京へ帰らなければなりませんでした。
骨折した認知症の母は隙あらば、包帯もシーネ(添え木)も外してしまいます。ヘルパーさんにデイの送り出しをお願いするにも、いらっしゃるまでのわずか30分の間に包帯を外して歩き出し、その痛みですっかり忘れていた自分の骨折に気づくのです。
だから、こちらからデイサービスに行くことにしたのです、わたしの東京の予定に間に合わせるためにもです。
7時37分発の東北新幹線に間に合わせるために
朝5時。まずは自分の帰京の荷造りのために起きて、布団を畳んで荷物の整理を行いました。服も着替え、買ったばかりのユニクロの靴下を履いて終了。
30分程度で終わったところで、今度は母を新しいデイサービス&お泊りデイの準備のために1階の母の寝室へ行きました。
戸を開けてまず目に入ったのが、包帯、次いでシーネ(添え木)でした。寝る前にしっかり巻いたのですが、素人のわたしの包帯の巻き方がダメだったのかもしれません。母は寝ている間に、外してしまいました。
しょうがないと思いながら、布団で寝ている母の横を通って、カーテンを開けようとしたところ靴下に違和感が!
なに? と思って足元を見たら、尿の池を踏んでいました。リハパンを履いていて、ポータブルトイレも使ったあとがあったのに、まさかここにもあるとは!せっかくの新しい靴下は、いきなり尿の洗礼を受けました。
左足親指の付け根にひびが入っているので、動きがいつもと違うためこうなってしまうのかもしれません。そのままリハパンや布団に失禁してくれればいいのに、わざわざ布団の外に出て汚します。布団や下着を汚してはいけないと思うのでしょう。
介護タクシーを手配していた
介護タクシーが来るまでの1時間。まず尿の池を処理して、次に母が寝ている布団を1枚ずつ取っていって、汚れを確認。布のシーツと、足を高くするためにマットレスの下に敷いた座布団が若干汚れていました。
洗濯している時間はないので汚れたシーツ外し、寝ている母の足に包帯とシーネを付け直しました。そして台所から椅子を持ってきて母を起こし、何とかその椅子に座ってもらったところで、リハパンやズボンを交換。
目の前の汚れたシーツと自分の足の包帯を見て、母は「何なのこれ?」と。朝食はデイで食べることになっていたので、タオルを濡らして顔を拭いてもらい、化粧液をつけて、お化粧をしてもらいました。
介護タクシーが来る20分前に準備は終わったのですが、一息ついたところで母がトイレに行きたいと。移動が厳しいので、寝室からポータブルトイレを持ってきて、母のそばに置いてそこでやってもらいました。
介護タクシーの運転手の方が、家の中まで車椅子を持ってきてくださって、母を椅子から移乗。朝7時にはデイに母をデイに預け、わたしは急いで盛岡駅へ移動。朝10時には、無事東京へ戻ってこれました。なかなかハードな朝でしたね。
音声配信voicyの最新回は、骨折したメリットを語ってます↓
今日もしれっと、しれっと。
くどひろさん、おつかれさまです。
時間との戦い、目に浮かびます。いくら逆算して計画を立てていても、認知症のかたは、次から次へとこれでもかとばかりに新たな仕事を増やしてくれます。そんなとき、何を優先するかで私はよく悩みます。結局他人に迷惑かけないが最優先になります。タクシーの運転手さん、デイサービスのスタッフ、訪問理学療法士さん、自分の仕事関係の人との約束時間をなるべく守るとか、最低限のルールです。
本当は義母の心地よさを最優先したいけど、認知症の義母に理解させたり説得するのは無駄。ましてや怒ったり怒鳴ったりは逆効果で、自分も疲れて自己嫌悪。「しれっと」も認知症重度となると、毎日はかなり厳しいです。
それにしてもUNIQLOの新しい靴下が哀れです…臭いや汚れはとれましたか?
かみゅさま
なかなか厳しい介護が続いておりますが、ユニクロの新しい靴下は大丈夫でしたよ。
花王の消臭ストロングのつけ置き洗いで、一発解決でした!