認知症の母の目覚めは比較的よかったのですが、最近はなかなか起きてくれず、デイサービスに行く日なのに、よく二度寝します。
わたしが帰省している最中であれば、寝室に行って母に声をかければだいたい起きてくれます。しかし、東京にいるときはそうはいきません。わたしが母を起こす際に行っているある秘策をご紹介します。
以前は固定電話を鳴らして起こしていた
以前は居間にある固定電話を鳴らして、母を起こしていました。
寝室は居間の近くにあるので、割と大きい電話の音で母はすぐに目を覚ましてくれました。ところが数年前から、この方法では母が起きなくなったので、別の方法に切り替えました。その方法とは、見守りカメラを使った声掛けです。東京の自分のスマホに向かってわたしは、
というと、実家の寝室にある見守りカメラからわたしの声が出て、母はその声に反応して起きる仕組みです。最初は母をビックリさせたくないから、この機能は使っていなかったのですが、最近はわたしのカメラの声と普通に会話するので、頻繁に使っています。
母が起きないと家じゅうの鍵が開かないので、ヘルパーさんや薬剤師さんが入ってこられません。なのでわたしはいつも、ヘルパーさんがいらっしゃる1時間前から声掛けを続けるのですが、1時間経っても起きてくれず、生存しているかどうか焦ったことも何度もあります。
何かいい方法はないか考え、こんな声掛けに変えました。
母が起きやすい声掛けにした

玄関の鍵を開けてくださーい、ヘルパーさんが入ってこれないよー
昔から責任感の強い母なので、こういう声掛けにはすぐに反応してくれます。誰かを困らせてはいけない、そんな思いからムクっと起き上がって、玄関に行って鍵を開けてくれるようになりました。
声掛けはそれなりに効果はあったのですが、母は鍵を開けると安心してか二度寝してしまいます。二度寝が始まるとわたしの声掛けに全く反応しなくなるので、あとはヘルパーさんに起こしてもらうしかないのですが、目的は達成しているのでしばらくこれでいきます。
今日もしれっと、しれっと。
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今日はデイサービスの日ですよー、起きてくださいー