年末年始の遠距離介護や見守りを振り返ります。
わたしは、ずっと東京にいました。岩手の母は元日と2日を除いて、いつもどおりヘルパーさんに訪問介護に来て頂いて、デイサービスやお泊りデイを利用する通常営業の遠距離介護をしていました。
元日と2日のみ岩手にいる妹が、母と一緒に過ごしてくれました。わたしは見守りカメラで母を見る必要がなく、珍しく完全オフだったのですが、2日に外出先で見守りカメラを習慣でついタップしたら、母が予定もないのにジャンバーを着て外出しようとしていたのです。
急いで妹にLINEをしたところ、実家の2階でお仕事中。ひょっとして実家にいないのではと思ったのですが、居てくれたのでそこからは一切見守りカメラを見ずに過ごしました。
小さな事件は年末に母がリハパンを3枚重ねて履いていたので、カメラ越しに「脱いで~」と叫んだぐらいですね。
過去2年の年始と比べると穏やかなスタートです
2023年、2024年の年始のスタートと比べれば、めちゃくちゃラクです。2023年は母の白内障の手術で、コロナ対策のため手術2週間前から盛岡にいないとダメという縛りがあって、実家で年を越しました。
そのあと白内障を理解していない認知症の母が目をこすらないよう、徹夜のバトルが始まって大変でしたし、2024年は血便騒ぎで12月30日に訪問看護の方とやりとりをしたので、2年連続で落ち着かない年末年始が続いていました。
どうかこの調子で、穏やかに2025年を乗り切ってくれますように。ブログや音声配信voicyのネタが枯渇するかもしれませんが、本当はネタに困るくらい穏やかな介護のほうがいいです。何もないことも含めて、遠距離介護の現実を12年近く発信しておりますので。
そして、年末年始に1月27日発売の新刊のご予約してくださった方、ありがとうございます!Amazonのほうで本に関する詳細の情報が増えてきてますので、ご興味のある方はよろしくお願いします!
今日もしれっと、しれっと。
はじめまして、いつもブログとvoicy楽しみにしています。大変参考なります。私は50代で、同居の80代の母がアルツハイマー型認知症と診断されて3年になります。入浴等も問題なく、料理もできるので介護というほどのことはまだないです。ただ、記憶時間は非常に短く、30分以上前のことはあやふやです。
最近、何年も連絡をとってない母の妹が一人暮らしになったため話したいと携帯番号を年賀状に書いてきました。実際電話も来てるみたいです(母は登録されてない番号には出ません)。久しぶりの妹と話したら、緊張で症状(同じことを何回も言う)が強く出ると思うし、良かれと思って余計なことを言うタイプの人なので、デイサービスのことや飲んでいる薬(ドネペジル)から、母に認知症のことを指摘するのではないかと心配です。一回でも電話に出たら毎日かけてくると思います。
要介護でない父に相談したら、そうなっても別にいい、自覚したほうがいいと言います。そんな冷たい人なのに、いつも母と散歩に行ったり、誕生日には一緒に外食するので人からはやさしい夫みたいに見えてもやもやします。
手紙を書こうかとも思いましたが、他の(付き合いが全くない)妹達と「お姉さん、認知症みたいよ」とうわさされるのも辛いです。病院の先生も本人には伝えない方針ですし、私もよい結果になると思えないので言わないつもりです。 私は先生や家族以外の人からの指摘は絶対に避けたいです。
くどひろさんは、病気の告知についてどう思われますか?
あわあわさま
ブログ、voicyありがとうございます!
わが家の場合は認知症が軽度、中等度の頃は、母がショックを受けると思って伝えないよう努力しました。でもご近所や親族などには、機会があったら伝えるようにしていました。自分で抱え込んだり隠したりするのが大変なのと、分かってもらっていたほうが何かとラクだからです。でも、あれこれ口出ししてくるのは確かに面倒ですよね。最後まで隠し通すのは難しいと思うし、あわあわさんの気苦労も増えるので、いつかは流れに任せるしかないところもある、それがお父さまの「別にいい」とつながるのかなと思います。