2025年の介護も、話題に事欠かない1年になりました。認知症の母の遠距離在宅介護は継続中で、現在14年目。要介護4、重度の認知症、独居、CMT病の障がいありなど、厳しい条件ばかりでしたが、今も自宅で元気に暮らしています。
介護者として、2025年に特に印象に残った出来事をランキング形式でご紹介します。
第5位:訪問美容・訪問歯科を使い始めた
2025年から、訪問美容と訪問歯科を利用するようになりました。これまでは、足の不自由な母をタクシーで美容室や歯医者へ連れて行き、歩行介助を行ってきました。
しかしわたしの負担が増え、特に歯医者は入れ歯が不調で、何度も通院することになりストレスになっていました。どちらも自宅で受けられるようになり、負担が大きく減りました。
第4位:介護施設(5か所)の見学に行った
母の希望は、最期まで住み慣れた自宅で生活することです。重度の認知症になっても、これだけはハッキリと意思表示するほどで、わたしもその意思に応えるべく頭を使って介護の工夫を続けています。
とはいえ、病気やケガなど何かのきっかけで自宅で生活できなくなる可能性もあります。保険のため、2025年はグループホーム4軒、特別養護老人ホーム1軒の見学に行きました。
正直なところ、この施設なら大丈夫、この施設に母をお願いしたいと思った施設は1軒もなく、在宅介護のほうが絶対いいと強く思ったほどで、これも収穫だったかもしれません。
また前情報でこのグルホはいいと聞いていたのに、見学に行くと施設ケアマネが最悪で。当たり前ですが、施設は自分の目でしっかり見てください。いい勉強になりました。
第3位:遠距離介護のペースをコロナ禍前に戻した
コロナ禍前の遠距離介護は、隔週で東京と岩手を行き来していました。今思うと、そこまで往復する必要はなかったし、手を抜くべき時期でしたが、当時はそれがベストだと思っていました。
コロナ禍に入って東京2か月、岩手1か月のペースになり、その後は東京2週間、盛岡1週間で落ち着いていました。
しかし母の認知症は重度まで進行。失禁が増え、お泊りデイに泊まったあとの不穏な行動などが理由で、隔週で東京と岩手を往復するようになりました。
母の生活の軸は、デイサービスです。1日のほとんどはデイで生活しているので、何とか遠距離在宅介護を続けられています。
第2位:母、何度も倒れる
2023年12月あたりから、母が迷走神経反射で血圧が急低下してフラフラになって倒れるケースが増えてきましたが、2025年はその大きい版が何度もやってきた感じです。
訪問看護の皆さんに助けていただきましたが、わたしも看護師さんも何度も経験して、慣れました。カーペットが便で汚れたときに活躍したのが、リンサークリーナーです。またシャワーチェアも介護保険で購入しました。
第1位:10年半お世話になったデイサービスの閉鎖
まさか10年半もお世話になったデイサービスが、突然閉鎖になるとは思いもしませんでした。これまで訪問介護事業所の閉鎖は何度か経験して対処してきましたが、今回はデイサービス。
急遽、新しいデイサービス探しに奔走しました。当時は介護施設見学も、同時にこなしていましたね。新しいデイの見学の日に母が急に39度の熱を出し(朝は36度でデイに行った)、わたしはスマホを外で紛失する不幸に見舞われ、えらい目にあいました。
この態勢が維持できるようなら、2026年の遠距離在宅介護は大丈夫だと思っています。ケアマネさんを始め、多くの介護のプロの力を借りてしれっと介護を続けていきたいです。
今日もしれっと、しれっと。



































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