介護職には頼めない自分にしかできない遠距離介護もある

前回の遠距離介護は、わたし自身の微熱と咳喘息のため見送りました。

今のところ3週間ほど帰省できておらず、ここまで期間が空いたのはコロナ禍以来だと思います。岩手にいる妹からの報告や見守りカメラの映像を確認するかぎり、帰省後にすべき介護の対応が山積みになっています。

今週末には出発するので、実家に帰ったらやるべきことを整理しておきたいと思います。

ベビーゲートの追加設置が必要

先日、20時頃に見守りカメラの設置されていない部屋に母が入り、そのまま出てこなくなる事件がありました。

カメラ越しに声を掛けても反応がなく、自費で契約していた訪問介護事業所に緊急依頼。

母は寝室を間違え、マットレスだけを掛けて眠っていました。盛岡はまだ寒い日もあり、もし朝まであのまま寝ていたら、低体温症になる恐れもありました。

現在、母が寝室と逆方向に向かったら、見守りカメラの動体検知で通知がくる設定になっていますが、見逃す可能性もあります。そのため母が部屋に入れないよう、ベビーゲートを追加で設置すると決めました。

実は以前、2階に上がってヘルパーさんが準備したデイサービスの荷物を1階に持ってきて、すべて片付けてしまうことが何度もありました。その際、階段からの転落防止と荷物の持ち出し防止をするためにベビーゲートを設置し、効果を実感しています。
これをもう1つ買って設置予定ですが、採寸や設置のコツがいるので、わたししかできません。

ベビーというくらいなので赤ちゃん用ですが、介護にも応用できます。ぜひ活用してみてください!

突っ張り棒のずれで天井に穴が開きそう

母が居間で骨折してから、置き型手すりは重要な役割を果たすようになりました。

しかし手すりが気になる母は、20kgもあるのに移動して片付けてしまうのです。約1年間、母と格闘を繰り返した結果、置き型手すりを突っ張り棒で固定しました。

この下に置き型手すりがある

ただ天井の板が薄いので、当て板をかまさないと天井に穴が開きます。また天井の板の硬い部分に当て板をあてないといけないのですが、1年ほど使ったところで突っ張り棒が動いてしまったのです。

妹にお願いしたのですが、ムリとのこと。あと数日、何とか耐えて欲しいです。あとコタツを解体するようになったので、コタツにも突っ張り棒をつけるかどうか検討中です。

介護保険サービス、自費サービスがあるので、だいたいのことは離れていても何とかなりますが、家族にしかできないこと、しかも自分にしかできないことは必ずあります。早いところ対処して、安心したいです。

今日もしれっと、しれっと。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

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