ブログのサムネイル画像、PHP問題でダウンロードできなかったので、しばらくないかもしれません。
茨城キリスト教大学経営学部の申美花(シンミファ)教授から、「著書『工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント』と『老いた親の様子に「アレ?」と思ったら』を読んで、一度お話を伺いたい」と連絡があり、9月上旬にオンラインで1時間ほどお話をしました。
先生から韓国の介護事情を伺い、ブログに書く許可もいただきましたので、記事としてまとめました。(話に出たキーワードをもとに、ネットで調べて補足した部分もあります)
申先生は日本と韓国の遠距離介護を継続中
申先生は、韓国にお住まいの91歳のお母さまを介護されており、日本と韓国を行き来する国際遠距離介護の真っ最中です。
飛行機の移動時間は約2時間ですが、1往復で7万~10万かかるとのこと。(わたしの遠距離介護の交通費1か月分くらい)国際遠距離介護は交通費の負担がとても大きく、気軽に通える金額ではありません。
韓国の介護保険制度は、2008年にスタート。(日本は2000年)国民健康保険に加入していれば、年齢に関係なく自動的に加入となります。日本は40歳からなので、この点が大きな違いです。日本の地域包括支援センターに近い仕組みが、2026年3月に始まったばかりとのこと。
韓国の敬老堂は、高齢者が日常的に集まって交流や健康づくりをする「地域の居場所」で、日本の老人クラブに近い一方、数が圧倒的に多く住民自身が運営する点が特徴です。国や自治体が費用負担していて、かなり安く利用できるそうです。
介護休業についても違いがあり、日本は雇用保険の介護休業給付金がありますが、韓国は原則無給です。申先生は、韓国は日本と比べて介護制度の整備が遅れているとおっしゃっていました。
韓国は儒教の国。介護は家族が担うもの
特に印象に残ったのが、「親の世話は子の義務であり、家族が第一の担い手」という儒教的な考えが、今も色濃く残っていることです。長男や長男の妻が、介護の中心になるという意識もあるそうです。
介護施設に親を預けるのは最終手段であり、周囲の目や罪悪感から、利用に強い抵抗感があるのだとか。
日本にも似た考えはまだありますが、韓国ほどではないとわたしは思います。韓国でもいずれ、介護のプロを頼るのが当たり前になって欲しいです。そうでないと、介護者の皆さんが疲弊してつぶれてしまいます。
わたしが日本で発信している内容は、韓国の方には斬新に映るかもしれません。介護のプロを頼るのはもちろん、制度を使い倒し、IoTも活用する。親の介護費用は親が負担し、何より介護者である自分を大切にする。そうでないと、長く介護は続けられません。
もちろん反発もあると思いますが、少しずつ考えを変えていかないと介護者が追い詰められ、虐待などの事件が増えてしまいます。もし韓国でわたしの本が翻訳されたら、少しはお役に立てるかもしれません。
申先生がわたしを取材した記事が、MIRAE ASSET(未来アセット)投資と年金センターが運営するウェブメディアに掲載されました。
韓国語ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば、おおよその内容や雰囲気はつかめるかと思います。少し不自然な翻訳になりますが、ぜひ読んでみてください。
今日もしれっと、しれっと。




























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