2/26(火)のNHK朝ドラ「まんぷく」前、朝7時45分からのNHK盛岡『おはよういわて』内のコーナーで、わたしの介護の模様が東北6県で放送されます。
岩手県の方だけは、夜にも放送があります。たぶん、夜のほうがより詳しい内容になっていると思います(←わたしの予想なので、朝と同じ内容だったらごめんなさい)
〇あさ7:45~ 『おはよういわて』内 リポート ※東北6県で放送
〇よる6:10~ 『おばんですいわて』内 特集コーナー ※岩手県のみ放送
『おはよういわて』と言えば、やはり上原アナウンサー。天気予報を情緒たっぷりに、あのバリトンボイスと独特の間で噛まずに読み上げる技術、感動ものです。認知症の母は上原アナの声を聞くたびに、必ずこう言います。
わたしの予想ですが、昔『ザ・チャンス』というクイズ番組(now get the chance!)があって、あの「天の声」の方がバリトンボイスでした。それと勘違いしているのではと・・・みなさん、分かりますか?
上原アナの美声は認知症の母の脳をも、動かすのだと思います。
テレビ取材のきっかけ
取材のきっかけは、ディレクターさんが地方の介護、家族の在り方を取材されている方で、わたしのブログや本に興味を持ってくださり、ブログに直接連絡がありました。地道に6年、1000本以上のブログ記事を書き続けて良かった~と思うのは、こういうときです。
ディレクターさんと撮影前にお会いしてお話ししたのですが、わたしの新刊・ブログをしっかり読み込んで来てくださいました。今までたくさんの取材を受けてきたのですが、2本の指に入るすごさで感動ものでした。
そういう取材姿勢の場合、わたしも協力したい!いいものを作ってもらいたい!というスイッチが入ります。誰にもお見せしたことのない資料やデータをたくさん提供しました。
2016年12月に、NHK『あさイチ』に出演したときは、都内のスタジオで2時間取材&撮影をしました。あのときは顔出しNGだったのですが、今回はしっかり顔を出しています。
テレビカメラを向けられると緊張する
近距離で大きなテレビカメラを向けられたら、やはり緊張します。
インタビューされた質問の内容を2、3回忘れるという・・あれ、質問なんでしたと。いつも通りのつもりが、右手と右足が一緒に出ちゃう感じでした。
生放送じゃないので編集が入るという安心感があるはずなのに、うまく言葉をまとめられない・・・何事も場数は大切です。でもテレビの場数は増えないと思うので、これは一生慣れないものだと思います。
母は主役ではないのに、カメラがあるだけで緊張していました。例えるなら、お医者さんの前や、要介護認定の調査員の前と同じ状態。シャンとして、しっかり者になっていました。
でも撮影クルーの皆さんが帰った途端、「なんでカメラが来たの?あのマイクは何なの?」と質問攻めに。答えを言っても、また質問攻めでした。それでも、1時間も経つと、カメラのことはすっかり忘れていました。ごめんよ、母さん。
撮影クルーの皆さんの仕事ぶりは、丁寧かつプロ意識の高さを感じました。カメラさんの所作はかっこよく、音声さんには講演会のマイク事情について、教えてもらいました。テレビ制作の裏側を見たことで、今後のテレビの見方も変わっていくと思います。
わたしの日常をありのまま2日間撮影して頂いたのですが、本番で使われる時間はそんなに長くないはずです。それでもたくさんの撮影、たくさんの資料集め、たくさんの取材から、ひとつの番組を作っていきます。
わたしの仕事で例えるなら、本1冊を書き上げたあと、それをツイッター2回分にまとめるという編集になります。2日間の撮影を数分にまとめるのですから、割合的には同じことです。それだけ映像を凝縮させるのです。
テレビの影響力は、ブログや本とは比べ物になりません。それだけに、ディレクターさんの編集作業は、本を書くよりも大変だと思いました。きっと今頃、頑張って編集されていると思います。
撮影は、すごく緊張しました。でも、楽しかったし、何より新しい経験ができたことがうれしかったです。機会を頂き、本当にありがとうございます!
わたしは放送を見ることができません
わたしは何を撮影したのか、どんな情報提供したかは分かりますが、内容に関しては一切分かりません。また、放送日の26日朝は東京に居るので、ライブで映像を見ることができません。夜は盛岡におりますが、母と一緒に過ごす時間の放送なので、こちらも見られないと思います。3月に見るかもです。
どうしてもやらなければならないことは、母に映像を見せないことです。これだけガッツリ撮影をしておきながら、自分が介護離職をしたこと、本を書いていることを、まだ母に伝えていません。
母の中の息子は、今でも大企業のサラリーマン。盛岡には出張で帰ってきていて、そのついでに病院に連れていくのです。母の認知症のことは周りの人はみんな知っていても、自分では「年相応のもの忘れ」と思う日もあれば、「認知症」と認める日もあります。
わたしの本のタイトルに「認知症」と書いてあって、それをわたしが書いたと分かったらまずいので、サラリーマン設定はしばらくは崩したくありません。
だから、東京の家からスマートリモコンを使って、盛岡のテレビチャンネルを他局に強制的に変えます。見守りカメラ・スマカメを見ながら、それをチェックします。
もしテレビをご覧になったら、番組への率直な感想をブログコメントやSNSなどで頂けると、とてもとてもうれしいです。きっと、制作された皆さんも喜ぶと思いますし、わたしもコメントから、どんな放送内容か推測できます。
大きなニュースや事件があった場合、番組の放送が延期になることもあるので、ご了承ください。
今日もしれっと、しれっと。
埼玉県在住ですので、放送を拝見できず、残念です。全国放送でも、ぜひ流していただきたいです。私は現在、85才の軽度認知症の実母を介護しています。
TV放送されるんですね!見ます、絶対見逃さないように!
あのバリトンボイスのアナウンサー、時々聞いてオォーって感動してました。他にはない表現力で素敵だなぁ〜と。それでいてなんだかクスッと笑える…ちょっと失礼ですかね。。。あの台詞⁈はあのアナウンサーの方が考えていらっしゃるんでしょうかね?
ykismさま
上原アナご自身で考えられていると思います、きっと。検索してみると、あの天気予報が話題になっていることが分かりますよ。
ご覧になってみてください、ありがとうございます!
阿部さま
ありがとうございます!
たまに地域の特集が、日曜日の朝とかに全国で流れることありますよね。わたしにそういった権限がないので、これは祈るしかないかもしれません!
遅くなりましたが26日の放送、朝・夕方とも拝見させていただきました。
私も嫁ぎ先の舅・姑・実家の父の介護を経験しました。舅の徘徊は苦労しましたが、買い物などに一緒に連れて行くことで、探し回ることが少なくなるように思いました。20年も前の事ですが・・・。
史子さま
ありがとうございます!
わたしは未だ放送を見ていないのですが、コメントから推測するに母の買い物の様子が放送されたということかなと思いました。