歳を重ねてから習慣を変えるということ

ジム バーベル

長年続けてきた習慣を変えるのは、本当に難しいというお話です。

わたしは、28歳からスポーツジム通いをしています。始めた理由は、仕事のストレス解消のため。当時コンサルタントだったわたしは、朝9時から0時まで働き、3か月休みなしだった時期もあります。

なので、たまにある休みは、とにかく時間が惜しい!

朝6時に起きて、休日を充実させようと、遊び回ってました。たまたまジムの無料体験で気持ちがスッキリしたので、それからジム通いは始まりました。

月1万円くらいのジムに通い、介護離職でお金がないときは、区や市のスポーツジムを利用。その後セントラルスポーツでエアロにはまり、今は24時間ジムに通っています。

ストレス解消が目的だったジムも、介護離職をして遠距離介護が始まった40歳を過ぎた頃からは、体型維持のためのジム通いへと変わりました。

本当はもっと食べたい!

自分の胃が気持ちについてこれるかどうかは別として、47歳の今でも、30歳のときぐらいの量を食べたいです。たぶん食べられるのですが、その反動はすべて脂肪になって返ってきます。

今のわたしは、通勤をしていません。ずっと読むか書いているので、座ってばかりです。会社と違って食べたいときに食べられるので、太る要素しかありません。

年齢による基礎代謝も減少しているので、常に食欲はガマンしています。本当は飲み会でつまみ追加したいけどガマン、大盛いけるけど、並でガマン、そんな毎日です。

体脂肪計を買って分かったこと

つい最近、オムロン体組成計を買いました。データをスマホにBluetoothで飛ばし、スマホアプリで管理できるタイプです。

体組成なので体重以外にも、体脂肪率、内臓脂肪レベル、骨格筋率、体年齢、基礎代謝、BMIが表示され、それをスマホにずっと蓄積し、グラフ化されます。

今まではジムに行って、20分歩いて20分走る。その後は筋トレマシンを胸、脚、腹筋など50分かけてこなし、これを週2回~3回はやっていました。

すごく爽快で満足していましたが、現状維持。気を緩めたら、すぐ太ります。さらに体組成計の内臓脂肪レベルがダメだし、体脂肪率も高い!

体組成計で数値を見せつけられ、また人間ドックでも内臓脂肪が多いと言われたこともあって、長年やっていたメニューを捨て、独学で1からメニューを変えました。

Youtubeの動画(下記)をいろいろ見ながら考えた結論は、わたしもフリーウェイトエリアデビューしてみようと。マッチョな男たちが、バーベルやダンベルを持ち上げている、あのハードル高きエリアへ足を踏み入れてみました。

要は圧倒的に筋力が足りてないから、だめなのです。確かに昔ジムで測ったとき、上半身の筋力はかなりいいけど、下半身の筋力が貧弱というデータがあって、すっかり忘れてました。

適正な重さがまだつかめていませんが、腰にベルトを巻いて、バーベルもって、スクワットやってます。背中の日、脚の日と鍛える部分を決めて、集中的にこなしています。ムキムキは目指してません、数値が下がればいいのです。

歳を重ねるごとに変わりづらくなる

誰もが感じることだと思いますが、歳を重ねるごとに変化できない、対応できない自分に気づきます。20代なら躊躇なくできていたことも、今までの経験、知識、失敗が頭をよぎって、前に一歩踏み出せません。

習慣って本当に恐ろしくて、すごく心地いいものでもあるけど、チャレンジ精神を削いでしまいます。しかも習慣化すると、何も考えずに行動に移せてしまうから、間違った習慣が身についてしまうと、本当にたちが悪い。

筋トレマシンを辞め、バーベルを持つ・・・本当に小さなことですが、マシンの使い方、なぜベルトが必要か、プロテインは、どの筋肉を意識するかなど、新しい知識がどんどん増えました。屈強な男たちを気にせず、しれっとエリアに入れるようにもなりました。

自分の仕事が習慣化してしまい、創意工夫のないルーティーンな毎日は、本当に怖いです。時間を浪費しているだけかもしれませんよ。

常に違う人と会い、新しいことに興味を持ち、何でもいいからとにかく小さく新しい何かを実行する。これが続けられないと「歳を重ねる」ではなく、「歳を取る」になってしまうなと。

最後にGACKTさんの「歳を取る」「歳を重ねる」の違いを引用します。ちなみに、この記事のタイトルは「歳を重ねる」です。

【歳を重ねる】ことと【歳を取る】ことは意味が違う。
【歳を重ねる】とは、 歳を増すごとに己の人生に一つ一つ責任を重ねていく生き方。【歳を取る】とは、 歳を増すごとに己の人生から責任を一つずつ取り省いていく生き方。

引用元: https://ameblo.jp/gackt/entry-12309856024.html

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか