【3刷】医者には書けない!認知症介護を後悔しないための54の心得がまた重版出来

認知症介護を後悔しないための54の心得 工藤広伸

2015年10月末に廣済堂出版さんから出版した、わたしの処女作「医者には書けない!認知症介護を後悔しないための54の心得」が、3刷を達成しました!2015年10月に初刷り、翌月に重版して2刷、それから3年近くかかっての3刷です。

なぜメチャメチャ喜んでいるか、出版における3刷の意味をご説明します。

出版における3刷の意味

「商業出版のススメ」さんのこの記事を出版前から熟読していたので、3刷達成してみたいなぁ~ とずっと思っていました。

同じ増版でも3刷は「本物」です。2刷は多少の運で行くことはあっても、3刷にまぐれはありません。本当に長く売れている本でない限り、3刷というのは起こらないからです。発売直後の勢いがあり、長期で読者が手に取ってくれる本だけが3刷となります。前述の通り、世の中にある本のほとんどは初版で消えていきます。ただ、残りの本もそのほとんどが2刷までです。3刷というのは滅多にありません。
引用元:https://pharm-kusuri.com/book/zosatu.html

3年近くかかって、ゆっくり達成できたというのもうれしいです。また新書は1度に刷る部数が多いので、重版は難しいと個人的には思っていました。在庫がなくなっても重版されるかどうかは分からないので、版元さんに感謝です。

発売当初から、こういった温かい言葉を何度も頂きました。

男性
くどひろさんの本は、これから必要になる本だから。長く売れる本だから

これからって、いつ頃かなぁ・・・ずっと思っていました。ただ2018年に入って、急に認知症関連の講演会の依頼が殺到するようになり、これからって、今のこと?そう思うようになりました。

最初に書いた本を今読み返すと、恥ずかしい部分もあります。でも当時の介護している仲間に伝えたいというまっすぐな思いを感じることができるし、おそらくその思いが認知症介護が始まったばかりの介護者の心の琴線に触れるのだろう・・・そう思います。

講演会に来てくださった方が、この本をまとめ買いして友人・知人に配るという方もいて、本当にありがたいです。

これから認知症介護が始まるかもしれない、あるいは始まったばかりの40代、50代、60代の皆さんに特に読んでもらいたい本です。これを読んで認知症介護をスタートすれば、きっと気持ちがラクになったり、介護にいい変化をもたらしたりすると今でも思っています。認知症の専門書では、絶対に得られない感覚だと思います。

たくさんの方に読んで頂いた結果、3刷を達成できてうれしいです。購入して頂いた皆さま、展開して頂いた書店さま、ありがとうございます!

改めてこんなことが書いてあります

  • 内科や外科に行く感覚を捨てないといけない
  • あのケアマネ使えない!という前にやること
  • 認知症の人が持つ4つのプライド
  • 同じことを繰り返し言う人への5つの対処法
  • お薬飲んでない!いや飲んだでしょ!への便利グッズ
  • 認知症介護者は被害者なのか?
  • ユマニチュードの創始者イヴ・ジネストさんから聞いた大切なこと

書評を改めてご紹介

北海道札幌市にある、おおきな木クリニックさんの書評です。

読書メーターの書評もどうぞ。

世の中には、何十回と重版している作家さんは山ほどいるのでまだまだですが、じっくり長く売っていければいいなと思っています。ご興味のある方は、書店でも注文お待ちしております!

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

初めてコメントさせて頂きます。
先ずは3刷おめでとうございます。
本日、盛岡の診療所でお声かけさせて頂いた者です。鈴木と申します。配慮が足らずお母様の前で突然お声かけしてしまい大変申し訳ありません。ご迷惑をお掛け致しました。お母様は大丈夫でしたでしょうか?

改めまして 私も神奈川と秋田の角館の遠距離介護を始めて5年程になります。1昨年の11月に父が他界してからは家族と離れて母(85歳)と猫1匹と秋田で暮らしております。母はピック病で週5日デイサービスを利用しています。診療所に通い始めてからは1年2ヶ月になります。

工藤さんのブログは2、3年前から拝読させていただいておりました。「しれっと しれっと」がとてもしっくりきて、記事も共感出来ること、参考になることが沢山あり(ほとんど) 私の介護生活のおおいなる助けとなっております。
現状では講演会等への参加はなかなか難しく、今日 診療所でお目にかかれたこと、大変嬉しく感激しております。
これからも引き続きブログ 拝読させていただきますので、宜しくお願い致します。

本日は大変失礼致しました。

鈴木さま

おはようございます。
お声かけ頂きありがとうございます、うれしかったです。遠距離介護でピック病(今はアルツハイマーになりましたが)、距離も介護年数もほぼ一緒ですね。

母は大丈夫ですよ、診療所に行ったことを忘れてますので(笑)
それでもわたしの活動を知ったら、そっちの記憶は残りそうな気がしているので、あのような対応になってしまい申し訳ありませんでした。
そしてあの日だけ、なぜかわたしのことを知っている人ばかりが集まっていたので、冷や汗が・・・・

神奈川では、年内に2回講演会があります。秋田は予定がないのですが、いつかお時間あるときに遊びにいらしてください!ブログにも気軽にコメントください!

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか