著者による『ムリなくできる親の介護』の感想・書評まとめ

2018年12月20日に発売された「ムリなくできる親の介護」(日本実業出版社)。Amazonカテゴリランキング1位にもなったこの本の感想、書評についてまとめてみました!

ブロガーでイラストレーターさんの葉っぱさんには、この本を強く推薦して頂きました。

葉っぱ的には35歳オーバーの、(ご両親がご存命であれば)必ず読むべき人生の教科書の1つに指定してもいいのではなかろうかと思うくらいです。 本当に、読んで欲しいです。 あなたの今後の、よりよい人生のために。

うなぎさんの書評で一番印象に残った言葉はこちら。

会社で働く人全てが介護経験者ではないし、介護経験者でなければ「私たちは会社に働きにきているんですよね。あなたが介護することで会社にとって何かメリットありますか」と言ってくるかもしれない。

栗原ひろみさんは、6年間ほど仕事で病院や老健を出入りしていたお方。書評で最も印象に残った言葉がこちら。

それでも今回本を読ませていただいて改めて気づかされたのは、介護は出産と違ってある日突然やってくるかもしれないということです。

読書を年間200冊される金釘さんは、わたしの本の言葉を色紙にしたためてくださいました。何より、本をきっかけにして行動に移してくださったことがうれしいです!

お正月に実家に帰った時に、この本を読んだことで、まだまだ元気な親と「介護」や「お葬式」の話をすることができました。

人気介護ブログ「猫とビターチョコレート」を運営している、介護者として尊敬しているだださんの書評です。同じ介護者として、刺さるポイントが面白いです。

4コマ漫画で要点をまとめるなど、今回もとてもわかりやすい内容になっています。介護はまだ先のことと思っている人も、これから介護を始める人も、私のように在宅介護まっただなかという人も、誰が読んでも役に立つ一冊です。

やまざきさんは、わたしの本をマインドマップで表現してくださいました!すごい!

『ムリなくできる親の介護』をおすすめしたいのは、「介護が始まったら人生のすべてを捧げないといけない。仕事は辞めないといけないだろう」と考えている人です。

Oyamada Hirokoさんの書評は、複業のところを取り上げて頂きました。

介護により働けなくなったり、会社に居づらくなったり、働き方を変えないといけなくなります。 介護をしているから働けない… と負の連鎖を爆発させるのではなく、「介護」もライフスタイルとして、経験値として肥やしにしていく。

2019年1月14日、中日新聞・東京新聞の記事で、この本が取り上げられました。新聞を見て、購入を決めた方のツイートです。

読者の中ではお若い、30歳のよりあかつきさんの書評です。若い方に読んで頂けるのはうれしい!

この一冊を読んでみて「介護が始まる前にこういうことを聞いておこう」と、なんとなく介護の準備についてイメージが湧きました。 それと同時に、「自分がおじいちゃんになったらこういうことは子どもに伝えよう」と自分が介護を受ける側になる時に気をつけたいことについてもイメージできた気がします。

https://yosiakatsuki.net/blog/murinaku-dekiru-oyano-kaigo/

この本の企画、編集協力をしてくださった染谷昌利さんの書評です。

介護は介護者側の労力ばかりが伝えられますが、その労力は準備や知識によって大きく削減することができます。一番の準備は、親(祖父母)が元気なうちに、介護について話し合っておくことです。

動画による「ムリなくできる親の介護」の書評

最後は認知症ナースケアマネ、いわゆる専門職の市村幸美さんの書評なのですが、敢えて動画のリンクだけ貼り付けます。

専門職の方を意識してこの本を書かなかったのですが、市村さんの書評で思ったのは、専門職であっても家族介護をする可能性があって、それは仕事とは全く別物ということです。

わたしも専門職の方から、自分の家族介護について相談されること、実はあります。市村さんの動画やブログの書評を見て、改めて気づきました。

専門職のなかに、介護家族が書いたもの(本・コラム・ブログなど)を軽視する人がいます。厳しい表現かもしれませんが、そのような専門職のほとんどは視野が狭く、自分本位のケアをする人が多いです。自分の役割を磨いていくには、自分の知らない世界を知ることが専門職としての役割だと考えます。


著者は、やっぱり読者の皆さんの反応が気になります。だから書評は、ものすごーくうれしいのです。本当にありがとうございます!

そして、この本は多くの新聞に取り上げられました。掲載最新順に並べると、静岡新聞、熊本日日新聞、愛媛新聞、岐阜新聞、神戸新聞、福井新聞、茨城新聞、秋田さきがけ新聞、長崎新聞、琉球新報、北海道新聞で取り上げて頂きました。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか