改めてコウノメソッドと新サプリ「Mガード」を試してみました

コウノメソッド

久しぶりにコウノメソッドのお話です。

うちの母はコウノメソッドで認知症治療をして、もうすぐ6年目に突入しようとしています。コウノメソッドの3つの軸は

  1. 介護者保護主義
  2. 家庭天秤法
  3. 健康補助食品の活用

です。名古屋フォレストクリニック院長の河野和彦先生が開発され、この3つをものすごく要約すると、介護者と認知症ご本人どちらを救うかといったら介護者を保護し、お薬の調整は医師の指示のもと家族自身も行い、フェルガードなどサプリメントを活用するというものです。

2016年までは毎年年初にアップデートされて、名古屋フォレストクリニックのサイト上から無料でPDFをダウンロードできました。しかし2017以降はアップされず、2018も今のところアップされていません。

わたしはアップされたPDFを見て、変更点や新しく追加されたところをこのブログにも書いてきました。しかしその手段を介護家族は失ってしまったので、辛うじて一部を勉強する方法は河野先生の書籍と、今度3月25日(日)に東京・品川で行われる認知症治療研究会に参加することぐらいになりました。

研究会にわたしは会員なので参加できますが、非会員の方もいつもだと枠が設定されて参加できたりもします(今年は不明です)書籍に関しては医学書としてはお安いのかもしれませんが、河野先生の著書(4,000円前後)が昨年と今年2冊出ています。

まだ読んでいませんが、よっぽどいいと思わないとこの値段の場合はわたしは買いません。買ったはいいけど、内容が理解できないということもありますので、今度立ち読みしてみます。よかったら購入して、このブログでも紹介します。

前にも書いたのですが、メソッドの細かいことを知るよりも、「お薬のちょっとした量の違いで、認知症の人の症状がこんなにも変わるんだ」「家族もお薬の調整に参加する」という意識であったり、「サプリメントも選択肢としてあるんだ」という、視点を広げる意味でわたしはいいと思っています。お薬を必要以上に飲み過ぎて、それに医師も家族も気づかないまま介護地獄を見ているというご家族もたくさんいますので・・・

メソッドのアップデートが公開されていないとはいえ、最近母に試したことがあります。

「Mガード」を3か月試してみた

2017年10月より「Mガード」という商品が、フェルガードを販売している株式会社グロービアから発売になりました。最新コウノメソッドで、Mガードを推奨しているのかどうかそこはよく分かりません。

アルツハイマー型認知症で有力とされているアミロイド仮説ではなく、新しく「ミエリン仮説(脳の神経細胞であるニューロンの軸索を巻いているカバー(髄鞘:ずいしょう)の崩壊が、認知症のきっかけである」という研究で、元慶応義塾大学医学部漢方医学センターの阿相皓晃(あそうひろあき)博士が担当されています。

フェルガードとは効き方が違うということで、うちの母はフェルガードと同時に3か月間飲みました。(1日4カプセル推奨、120カプセル入りで6,000円(税込み))どんな効果があったのかを、グロービアのブログより引用します。

〇〇〇(犬種の名前)に投与しました。
この犬は、経済的な理由でフェルガード100Mの投与を中断していたのですが、飼い主が詳しく報告してくれますので、Mガードの投与試験を依頼しました。1日1回1カプセルの投与後2週間目の報告では、「好反応あり」です。ただ、「夜哭き」が止まるような劇的な変化ではなく、飼い主の注意深さを必要とする「好反応あり」です。
引用元:https://ameblo.jp/gloviastaff/theme-10102434590.html

いきなり犬か!と思われたかもしれませんが、フェルガードを認知症っぽい症状のある犬に飲ませて効果があるという話は有名です。さらに、50代女性を介護するご主人の体験談では、

フェルガード使用下でMガードを開始したところ、開始10日目から明らかにパニックになる頻度が減ってきたとご主人談。
引用元:https://ameblo.jp/gloviastaff/entry-12291286373.html

ちなみに、うちの母にMガードを3か月飲んでもらったのですが、何か特別大きな変化はなかったと思います。本当はもうちょっと長い期間試す必要はあると思うのですが・・・先日もアリセプトを超微量試したりしていて、お薬やサプリの見直しの過渡期です。

すべての認知症のお薬もサプリメントも、効果のあるなしは個人差がもちろんあるので、自分でチャレンジして様子を細かく見ていくしかありません。ご興味のある方はお近くのコウノメソッド実践医と相談して、試してみるといいかもしれません。

その時飲んでいたのは、フェルガード100M、フェルガードB、プレタール、Mガードです。あとしつこく中鎖脂肪酸は、母に接種してもらってます。今度、フェルガードFを試す予定になっています。ミエリン仮説については、下記ページをご覧ください。

コウノメソッドを試したいけど近くに実践医がいない方に朗報

コウノメソッドで利用するサプリメントを、全く知らない医師と話しても会話が通じません。近くに医師が居なくて困った・・・そんな人のために「遠隔診療」を受け付けてくれる医療機関が4つほどあります。PCやスマホ、タブレットを使った診療になるので、病院に連れていけないという人にもいいと思います。

わたしはコウノメソッド以外でも面白そうだなと思ったものは、本を買ったりサプリも試したりするタイプです。そう簡単に魔法のように効果のある接し方、サプリはないのですが、母の症状が少し進行している今、またいろいろと試す時期なのかもしれません。6年目でもこれだけの状態を保てているだけ十分なのかもしれませんが、欲張りなので・・・

今日もしれっと、しれっと。

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コウノメソッド

2 件のコメント

  • 2014にくどひろさんのブログに偶然出会ってフェルガード(以下F)を知り、試してみたいと思って近くの実践医を探し、言動がおかしかった母を連れて行き、メソッド治療を開始しました。
    くどひろさんが言われる通り、プライドの高い母を連れていくのにはとても苦労しましたが(数回予約をブッチした!)、苦労して早期に手を打ったため、もう丸4年ですが、幸い長谷川式も21→22→25→23(→今年は未)と改善後のまま維持できており、いまだに自分のことは自分でできます。
    コウノメソッドとくどひろさんには感謝の至りです。
    ただ、Fでとても改善したプライドが高い母は、過去には「私は認知症じゃないから必要ない」と言って、途中でFを勝手にをやめたことも・・その時の認知症状の出方はすごくて、対応が本当に大変でした・・。
    今でも母に認知症の自覚はなく(認めたくない、症状が出ていることを私に言わせない)、気をつけるよう自覚を促すことすらできないので、いつも顔色を伺って、気付かれないようにフォローするのがとても大変です。しれっと介護できたらどんなにいいだろう・・・笑
    母は、Fが最も成功した一例だと思われますが、それでも、現状を維持していてもやはり中核(症状)はゆっくりと悪化していて目が離せず、介護者(私)はすっかり不眠症。鬱にもなってるかもしれないです。
    さて、私としては、メソッドを再開してNACを導入した後、河野先生のブログが閉鎖され、情報源がなくなったことがショックです。
    幸い実践医の勧めでFの『F』を試すと良かったので、最近、変えました。節約になりますしね。
    Mガードは初耳です。
    Fもだんだん投与量が増え、そろそろ量的に限界が近そうなので、次の手を探しております。
    厚かましくて恐縮ですが、ぜひMガードについて詳しく教えてください。それから会員になる方法も。
    これらは、グロービアのWebページに載っているのですか?
    追伸:ブログ開設、そして惜しみない情報提供について、もう一度、本当にありがとうございます!
    4年前のあの時にくどひろさんのこのブログに出会ってなかったら、今頃母は、と考えるのが恐ろしいです。

  • ms.eさま

    コメントありがとうございます、わたしのブログがお役に立ったようで、とてもうれしいです!

    グロービアの公式サイトにある電話やメールで直接問い合わせるのが、一番早いかと思われます。(会員のことも含め)
    https://www.glovia.co.jp/products/howto.html

    グロービアさんの公式ブログ↓(Mガード関連)
    https://ameblo.jp/gloviastaff/theme-10102434590.html

    鹿児島の平山先生のブログ↓
    http://www.ninchi-shou.com/entry/Mguard

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    ABOUTこのブログを書いている人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか