父の四十九日終了、反響の大きかった「携帯仏壇」がこちらです!

携帯仏壇 マインド・アルテ

先日、父の四十九日が終了しました。(正式には10月24日ですが、前倒し)

葬儀の時に四十九日と百か日法要までまとめてやったのですが、改めて四十九日法要を行いました。

「白木位牌」という木でできた位牌(すぐ下の画像)に戒名が書いてある紙を貼って、葬儀から四十九日前までは仮のお位牌として使いました。葬儀終了後に「本位牌」という本物のお位牌を四十九日までに作成し、改めて本位牌に魂を入れる必要があるため、また法要というお話でした。

まとめて法要をやった意味がないよなと正直思ったのですが、しきたりに合わせてやりました。

お位牌はお寺に1個、自宅用に1個

母の家の仏壇とお寺の2か所に、回出位牌(くりだしいはい:下画像)があります。

回出位牌の中には、亡くなった祖母と兄の2人分の戒名が書いた板が入ってます。本来なら父の板を作成して、この位牌に追加するのが普通です。しかし、父は27年前に家を出ていますし、祖母が亡くなった時の祖母への暴言、いずれ母もこの位牌に一緒に入ることを考えると、同じところにいるべきではないとわたしは考えましたし、そう生前の父にも伝えました。

「あくまでイメージ」ですが、死後も父 vs 母&祖母の激しいバトルがこの位牌の中で常に起こると。これは位牌だけでなく、お墓でも同じです。わたしの妹はというと、

千の風になっての歌詞で言うと「そこにわたしはいません、眠ってなんかいません」だから、別に父・祖母一緒でもいいんじゃない?

と言ってました。確かに、魂になってしまえば生前のいざこざなど関係ないという考えもあります。

和尚さんにも相談したのですが、結局は残された家族がどう思うかということでした。父も最後まで揺れ動いていましたが、「おまえに任せる」という言葉をもらっていたので、わたしの意向で進めました。下画像のような本位牌(中に板を入れないタイプ)を父専用で作って、お寺に置くことにしました。

「両親の居るお墓に帰れば?」という提案を父にしたのですが、婿として家を出たから戻れないと言いました。祖母の眠る墓だって、家を出たのだから戻れないでしょ?という正論を言ったら、父は怒ってました。結局父は、どこの墓にも入らないことを恐れていたのだと思います。わたしは祖母の介護や葬儀をしましたから、何もしない父にもっと怒りましたけど。

結局、お寺には祖母・兄のお位牌、父のお位牌(下画像のような1枚板)の2つが存在することになりました。

永代供養墓にお骨を入れる

お墓も祖母と兄が眠るお墓とは別に、永代供養墓に入ってもらいました。お墓に父の骨を入れるのですが、永代供養墓なので、他の人の骨も見えました。他の人の骨とミックスされるのがイヤな方は、袋を用意して袋ごとお墓に入れるご家庭も多く、うちも袋に入れて骨をひとつにまとめました。

お寺の御堂のすぐ脇にある巨大な永代供養墓には、たくさんの塔婆と名前が彫ってある金属のプレートが10人くらい並んでいました。お寺専用の永代供養墓なので、そんなに入っている方も多くありません。

これによって、お寺の方でお彼岸やお盆の期間は毎朝和尚さんが拝んでくれるそうです。わたしもたまには墓参りに行きますが、一般的なお墓よりも手厚く拝んでもらえますし、お寺が亡くならない限り永遠に拝んでもらえます。後継者がおらず、墓じまいをするご家庭が永代供養墓を選択する理由が、よく分かりますよね。

携帯仏壇ができました

父の仏壇はどうする?という問題が残ります。母の家には置けない、東京のわたしの家に大きな仏壇を構えたくないし、新しい仏壇のために多額のお金も払いたくありません。

葬儀屋さんに聞いたところ、今は携帯仏壇(記事タイトル下の写真)があると教わりました。「マインド・アルテ」という名前で検索してみてください、携帯仏壇がたくさん表示されます。価格は12,000円くらいです。持ち運びができるので、出張や単身赴任、狭い家で置けない場合に便利ですし、ペット供養で購入される方もいます。

戒名を彫ってもらった板を右に、遺影を左に入れます。四十九日の祭壇にこの携帯仏壇も上がっていたので、魂入れが終わっています。

マインド・アルテ 携帯仏壇
上写真:携帯仏壇の表面はこんな感じのデザイン

父のマンションが売れるまでは、そこに携帯仏壇を置きます。マンションが売れたら、東京のわたしの家で引き取ることにします。常時飾っておく人もいれば、必要な時だけ取り出して拝む人もいるようです。コンパクトなので、持ち運びが簡単なので助かります。

帰省した際、わたしは毎朝お線香をあげて拝みます。祖母が亡くなる前はほとんどやらなかったのですが、母は認知症なので拝むことを忘れます。枯れた花、カピカピのごはんが何日も備えてあるかと思えば、スイッチが入ったかのように1日にまとめて何回も拝む「まとめ拝み」もあります。まともに拝めるのはわたしだけなので、せめて自分くらいはという思いで始めました。

これからわたしが亡くなるまで、おそらく仏壇に手を合わせ続けるでしょう。毎朝「違和感」を何十年も感じ続けるのは嫌だったので、位牌やお墓を分けることは正解だと思います。葬儀もお墓も仏壇も、時代と共に変化していきます。わたしは順応していこうと思っていますが、こういった流れに違和感を持つシニア世代も多いかもしれませんね。

今日もしれっと、しれっと。

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携帯仏壇 マインド・アルテ
■わたしの1作目:認知症専門医・名古屋フォレストクリニック河野和彦先生推薦

3 件のコメント

  • くどひろさん、こんばんは。

    神教の中には、遺骨をお墓に残さない宗派もあります。
    供養も、それぞれですね。

    携帯仏壇便利ですよね、仏間を持つ家は少なくなるばかりでしょうし
    需要は増えますよね。

    お墓にしても、骨壺を入れる部分をカロートと言うのですが
    かロート内を、コンクリートできっちりと固めるとか、下地だけは土にしておくとか
    作りも色々あるのですが、コンクリートできっちり固めてしまうと
    本来の土に還ると言う事はほとんどないようです。
    逆に、下地だけでも土にしてあったり、コンクリでもどこかから湿気や雨水が入り込みやすいと
    骨壷に入ってる骨も、50年ほどで経年変化して、開けたら水しか無いと言う事もあります。
    骨壷に骨を残す事の方が本来の形では無いと言われる事もあるようです。
    土葬の時代なら、50年で骨が無くなっていたそうで、お骨が残るのはある意味火葬にした事の
    弊害らしいです。

  • 自分もてんてこ舞いさま

    カロートというのですね。そして、火葬の弊害・・・なるほど。永代供養はどっちか分からなかったのですが、うちのお墓は下地が土でした。

  • お世話になります。
    以前、ご家族が亡くなった後のご遺族の手続きの件で、リンク設定をお願いしました中野・杉並行政書士事務所と申します。
    その節はご協力いただき、まことにありがとうございました。

    永代供養墓の記事、拝見いたしました。
    実は私も、最近、実家の墓じまいに携わるなかで、様々な納骨先があることを知りました。
    そこで、弊所では、それぞれの納骨方法の特徴と費用の目安をHPで解説しています。
    【HP】お墓の終活~お墓の引越し・墓じまい~
    http://a-kuyou.com/

    前回に引き続き恐縮なのですが、改めてこちらのHPもリンク設定をお願いできないでしょうか。
    ご検討いただけますよう、よろしくお願い致します。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)