認知症であった祖母に替わって、入院時の契約・支払い、後期高齢者医療制度の更新、医療費の減額認定などしてきた、成年後見人のお仕事が終了しました。当たり前ですが、亡くなった瞬間に成年後見人のお仕事は終わります。
司法書士や弁護士の方が成年後見人をされ、終了手続きをされたホームページはいっぱいあるんですが、わたしのような介護家族が自分で手続きしたページはそんなにないので、体験談を残しておきます。
家庭裁判所に電話する
「家庭裁判所」 の担当書記官に、まずは電話です。
はい、終了です。届いた書類を読むと、やるべき事は次の2つだけ。成年後見人に申立をした時の苦労を考えると、終了時はラクです。
「後見終了登記申請」と「後見等事務終了報告書」を提出する
「登記申請書(終了の登記)」の書類が送られてくるので、それを記載して東京法務局にある後見登録課へ送ります。
書類は簡単で、名前や登記番号、亡くなった日付を書いて、死亡診断書をコピーして送れば終了です。これが終わると、先日記事にした閉鎖登記事項証明書が発行できるようになります。早めに動いたんですが、亡くなってから2週間後に登記から外されていました。
後見等事務終了報告書も、特に難しいことはなくすぐ終わります。終了する理由(死亡による)とか、亡くなった日付、報酬を申立するかどうかを書きます。合わせて 「財産目録」 も、最終バージョンを提出します。通帳のコピーと、預金残高を報告して終わりです。
葬儀費用を亡くなった祖母の口座から使っていいか聞いてみる
葬儀費用は、結構な持ち出しになります。うちの場合ですが、結局わたしがすべて支払いました。参列した人は15人くらいしかいないんですが、それでも諸費用で軽く100万円は超えました。
最終的には祖母の財産を、うちの場合だと相続人である母へ移動。その後、母からもらうということで、銀行の相続の手続きが終わるまでは持ち出し状態は続きます。銀行の相続も時間がかかるので、余裕がない人は立て替えないほうがいいです。
今日もしれっと、しれっと。
わかりやすく大変有難い内容でした。ありがとうございます。
心配なのが金融機関の名義を変えずにそのまま使用していたので後から面倒な事になるのでは?と不安があります。
yuukoさま
お役に立てて、よかったです!