認知症の経過報告(32週間目・33週間目)・東京から嫁が来た

認知症の母(70歳)が、どのように変化していくかをブログで報告しています。

認知症の母の状態と現在行っている認知症治療

・コウノメソッド実践医にアルツハイマー型認知症(軽度)と診断されたのが、2013年4月上旬?
・おそらく1年前くらいに発症、祖母が子宮頸がんで入院して家で1人になってから一気に悪化
・サプリメントのフェルガード100M(1日2回)と、お薬レミニール4mgを1日1回処方(減らしました)
ココナッツオイルとMCTオイルのミックス が、寒さで白く固まってしまい、現在は飲んでない。

2年ぶりに嫁が来た

祖母と母の通院のため、軽自動車を新車で1年前にリースしました。その車を12月中に返却することが決定。最後ということで、高速で東京まで行き、嫁をひろい、そして実家に戻るということをしてみました。遠距離ということもあって、往復でなんと15時間。

2年ぶりに嫁をみたら、母は理解できるだろうか?というテストをしたかったのと、亡くなった祖母を拝むため というのも理由です。

母に前もって嫁が来ることを言うと、当日まで

「何日に来るんだっけ?何時に来る?何を準備する?」

とずーっと質問されて、わたしがストレスになるので、”いきなり” 連れて行きました。いきなり紹介したんですが、反応はというと、

母: 「あら、久しぶり~」

おぉー、2年ぶりでも分かるみたいで、とりあえず関門はクリア。嫁と母の会話も聞いていたんですが、緊張感もあってふだんよりもいい感じでした。わたしと話すと緊張感がないので、何回も何回も同じことを言うんですが、嫁とはまぁまぁ会話が成り立っていたと思います。

レミニール8mgが過剰に聞いていて、テンションが高い!と判断して、くすりを半分に減らして1週間以上経過したんですが、たぶん以前よりは落ち着いているような気がします。それか、祖母の死から時間が経過して、イベントがいろいろとなくなったので、落ち着いてきたのかもしれません。

コウノメソッド実践医を受診して8か月が経過しました。1年前と今を比較して、認知症の症状がどう変わったか?というと、

「いろんな事はあるけれど、実は大きな変化はないのかも」

と思ってます。「大きな変化はない」 というのは、いろいろ実践してきたことは間違いではない ということです。認知症は治らないので、キープできていればOKなんです。ココナッツオイルの本は、認知症が ”改善” って書いてあったから、そっちを試さないといけないんですが、固まってしまって放置状態です。MCTオイル混ぜたら固まらないと思ったら、だめですね・・・

結論

お通夜、葬儀、火葬などなど、イベントが終わって落ち着いてきました。薬も減らしていい感じです。あとは四十九日のイベントが終われば、さらに落ち着くのでは?と思っています。

 


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか