認知症の経過報告(38週間目・39週間目)・ヘルパーさんが変わると大混乱

認知症の母(70歳)が、どのように変化していくかをブログで報告しています。

認知症の母の状態と現在行っている認知症治療

・コウノメソッド実践医にアルツハイマー型認知症(軽度)と診断されたのが、2013年4月上旬
→ 今回の診察で、ピック病の疑いもありとのこと?
・おそらく1年前くらいに発症、祖母が子宮頸がんで入院して家で1人になってから一気に悪化
・サプリメントのフェルガード100M(1日2回)と、お薬レミニール4mgを1日1回処方
→ この週よりレミニールを中止し、フェルガード100Mのみになる

決まった習慣が崩れるとだめみたいです

うちに来るヘルパーさんは、ほぼ決まっています。2013年4月から来て頂いていて、すでに9か月目に突入。最初はなかなか覚えられないので、写真を撮って飾ったりしていたんですが、会話が増えていく中で覚えるようになりました。

そのヘルパーさんが、この1月は長期休暇をとるとのこと。そうなると新しいヘルパーさんがくる頻度が上がるんですが、こういう状況になると、うちの母は必ず同じ事を言います。

母: 「○○さんはヘルパーのお仕事、辞めちゃったの!」

わたし:「辞めてないから・・・ 来月また来るってさ」

母: 「あらそう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、○○さん、ヘルパーさん辞めるってよ」

わたし: 「・・・・・・・」

先日の認知症テストで、まさかの絶好調!28点(30点満点)を取ったとは思えない、この対応ぶりです(笑) まだ確定ではないですが、もしアルツハイマー型ではなく、ピック病ならば確かにこういう 「変化」 に弱いというところはあてはまります。

そして新しいヘルパーさんに対しては毎回、絶賛するか、相性が悪いと言い出すかのどちらかなんですが、今月いらしてくださった2名の方はというと、

母: 「Aさん、大好きだ~」

わたし: 「おー、よかったねー、いい人多いよねー、ヘルパーさんって」

母: 「Bさんには、怒られた」

わたし: 「そうなんだぁー、ふーん」

怒るヘルパーさんなんていないんですが、いつものことなので 「説得しない、否定しない」 と自分自身に言い聞かせて、「そうなんだぁー、ふーん」 という対応にしています。以前はというと、

わたし: 「ヘルパーさんが怒るわけないって!怒ってたらクビになっちゃうでしょー」

母:   「それもそうよねー、でも怒ってた」

という話を何百回としてきたわけですが、もうさすがに止めました。未だにストレスを感じながらのコトバなんですが、いい加減慣れないとなぁ・・・役者になりきることが大切だそうですよ、介護する側は!

結論

ピック病の疑いもあり、レミニールというお薬が終わりました。フェルガードのみで様子を見ます。またこれでどう変化していくかを、経過観察する必要があります。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか