認知症の母(70歳)が、どのように変化していくかをブログで報告しています。
認知症の母の状態と現在行っている認知症治療
・コウノメソッド実践医の診断が、アルツハイマー型認知症からピック病に変更
・おそらく1年前くらいに発症、祖母が子宮頸がんで入院して家で1人になってから一気に悪化
・サプリメントのフェルガード100M(1日2回)のみに変更
「差し歯がとれた」 と連呼するので
「差し歯がとれた」
2か月前からずっと言っていて、さらに
「歯医者は近所だから、ひとりで行ってくる」
という事も言っていて・・・ 様子を見ていたんですが、結局は 「ひとりで行く」 と言っては行かない、いつものパターンと判断。歯医者へ強制連行しました(笑)一応、わたしの事を信頼してくれているので、ダダをこねたりしません。日頃の接し方は、こういう時に活きてきます。
認知症と歯の関係
「歯周病があると、認知症は悪化する」
「歯を失うと、認知症リスクが約2倍に」
というように、「歯」 というか、「噛むこと」 というのは認知症と密接に関連しています。詳しい事はいずれ書きたいなと思っていますが、歯科治療 = 認知症治療 ぐらいのイメージを、わたしは勝手に持っています。
「消毒」 を翌日に
瞬間接着剤で差し歯をくっつけていた母ですが、詳しくチェックしてみると、
1.残っていた歯が炎症を起こし、まわりの歯茎に悪影響を及ぼしていた
2.入れ歯が割れていた
歯医者に行っている という母の話を真に受けていた自分がアホだったのですが、いろいろと問題が多かったようです。ということで、残っていた歯は抜きました。すると・・・・
「翌日、抜歯したので消毒に来て頂けますか?」
と受付の方が。
「あ、明日ですか・・・」
次の日はわたしが予定が入っていたので、どうしても歯医者に連れていけません。ラッキーだったのは、歯医者が終わった直後に、サービス担当者会議があって、ケアプランの中に
「ヘルパーさんの通院介助」
を組み込む予定になっていました。会議中に明日の事を切り出してみると、むちゃぶりでしたがOKとのこと。早速、翌日の消毒はヘルパーさんの介助で、いく事になりました。
ヘルパーさんに託したもの
1.お金と診察券をヘルパーさんに直接預ける
→ 出発直前に診察券をよく失くすので
2.病気でスリッパがはけないので、歯医者の中はスリッパなしで
3.外を歩くときは、腕を常に組んで歩く
4.行きはタクシーを家に呼んであり、帰りはタクシーを呼んで連れて帰ってきてほしい
という注意書きメモをヘルパーさんに託し、さらに家のホワイトボード、カレンダーに
「ヘルパーのAさんが来るので、一緒に歯医者に行くこと」
と書いて、わたしは外出したのでした。
帰宅してみると、母がこういいます。
「わたし、ひとりで歯医者に行って、ちゃんとできたよ」
「??」
意味不明な事を言ってるんですが、机の上にヘルパーさんのメモ書きが残されていて、こう書いてありました。
・お母さまは、おひとりで歯医者に向かわれていました
・帰りのタクシーの道案内は、ご自分でされていました
母が言っていることはあっていたんですが、結局こういう事でした。
「わたしが呼んでおいたタクシーを待たせておくことが気になってしまって、ひとりで勝手に歯医者へ。ヘルパーさんは家に来たが誰もおらず、あわてて歯医者に向い、母を発見。支払いと次の予約を済ませて、無事帰宅」
ということでした。偶然歯医者に行ってくれたからよかったんですが、認知症の病院行ってたら終わってました(笑)もうひとつ、
「歯医者まで車で1分の距離だった」
ということも幸いでした。ものすごい近所の歯医者だったので、ヘルパーさんもキャッチアップできたのでした。遠距離介護を今後何十年と続けていく上で、ヘルパーさんの力は借りないとだめなので、いい失敗になりました。
歯医者って毎週あるんで、わたしの滞在期間とどうしてもマッチしないんですよね・・・・
結論
歯医者の予約はヘルパーさんだけに伝えて、本人には言わない
こうしないと暴走しかねないので、今後はこの方針で行きます。ヘルパーさんには謝罪しましたが、改めてすみませんでした・・・・
あるあるw
うちの母も歯医者には絶対行かないですねー。口を開けているのが嫌なんだそうです。
病院も予定書くと診察券は私が持っているのに「診察券がない」って始まるんですよ・・・。
syumitektさま
お名前と歯医者、なんか関係ありそうですねww