5月の遠距離介護終了と母の骨の治り具合について

5月の遠距離介護、終了しました!

当初の遠距離介護の予定よりも6日ほど延長したのは、わたしが母の骨折後の見守りを続ける必要があると判断したからでした。ただ4月のようにいつ東京へ帰れるか分からないのとは違い、今回は延長はあるかもと思って帰省したので、それほどメンタルへのダメージはなかったです。

母の動きを見守るため、デイサービスに行ってる間にお風呂に入っていたので、直近はずっと午後2時くらいにお風呂入ってました。これは結構違和感ありましたが、2分でシャワーだった4月よりかはだいぶましです。

骨の治り具合を数値で表すと?

母の回復を数値で表すなら、85%~90%といった感じだと思います。まだ足に違和感があるようですが、前ほど痛いと言わなくなったので、よくはなっています。

おそらくずっと見守る必要はないと思うのですが、やはりふらつく場面はありますし、以前よりも転倒のリスクはあると思っています。たしか、1度転倒した人の再転倒リスクは5割というデータがあったような。

あとちょっとだけデイサービスやお泊りデイの力を借りながら、母の様子を見ていこうと思ってますが、わたしの見守りも少しずつ緩めていきます。大丈夫かな?

家の中でやった筋力アップのための個人的リハビリ

母に日常生活を取り戻してもらうため、個人的にリハビリをやりました。作業療法士さんによる訪問リハビリは週1回1時間だけなので、やはり日常生活でいかに動いてもらうかが大切です。

何か特別なことをやったわけではなく、認知症であることをうまく活用しながら、リハビリを行いました。

どういうことかというと、母は手を洗ったことを忘れてまた手を洗おうとしたときに、前なら止めてました。さっき洗ったばっかりでしょって。でもリハビリ期間は黙って観察。そうすると何度も立って、台所まで移動して手を洗って、また居間に戻るを繰り返します。

わたしは転びそうになったらキャッチできる距離に居ながらも、基本は手を貸しません。また手すりの使い方を体で覚えてもらうべく、手を付く場所を教えました。こちらは認知症なので忘れてしまうと思いますが、体が覚えてくれていることを願ってのリハビリです。

4月の骨折中の介護があまりにひどすぎて、母に怒鳴った時期もありましたが、あそこを乗り越えたおかげでかなり余裕がありますし、平穏な介護が戻ってきました。

ここ半年くらいは迷走神経反射でフラフラ、血便、骨折と全く介護が落ち着かないので、そろそろ落ち着いて欲しいのですがさてさて。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか