厳しかった8月の遠距離介護を終えて

8月の遠距離介護は歯医者4回、眼科1回、肛門科1回の計6回の通院となりました。

歯医者は家の近くにあるので、いつもならワンメーターのタクシーで往復するのですが、毎回ワンメーターも気が引けるし、呼ぶのも地味に面倒なので、車椅子をレンタルして、熱中症にならないよう母に帽子をかぶってもらって、歯医者まで車椅子を何度も押しました。

ちょっと体力は使うものの気は使わないので、車椅子は大活躍でした。骨折の時に通院した経験が、思わぬ形で役に立ってよかったです。

お盆明け初日の眼科は激混みで、お会計まで2時間以上かかってしまいました。母のトイレの心配と座る席の確保で疲れ、帰ってきて昼寝してしまいました。二度とお盆明けの日は予約しないように気を付けないといけません。

お盆はお墓や仏壇の掃除など準備しつつ、本の執筆の締切があったのと、11月の講演会のオンライン打ち合わせや他のオンライン打ち合わせも入って、介護と仕事の両立が厳しい2週間となってしまいました。

ブラシと手鏡がなくて探したら冷蔵庫の中にありました

岩手県に台風が上陸した

途中台風が岩手県に上陸して、帰省していてよかったなと思ったのですが、内陸にある盛岡はそれほど影響がなかったように思います。

わたしの部屋はとにかく暑くて、アイスノンと扇風機でなんとか乗り切りました。台風が過ぎてからは少し涼しい気もしていて、お盆が過ぎたら盛岡は涼しくなるの法則(昔は)になっているかもと思いました。

母の通院が何回もあったので、デイサービスやお泊りデイのお休みが多く、家で一緒に居る時間がとにかく長かったので、在宅介護が大変だった1番の理由はこれだと思います。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか