遠距離介護と体調管理|微熱で帰省を乗り切った話

2026年3月に咳喘息、6月に熱で1日寝込み、そして7月頭にもまた38℃の熱で寝込んでしまいました。今回発熱したのは、遠距離介護で帰省する前日のことです。ひょっとして介護に行くのがイヤで熱を出しているのではないかと、自分でも疑うほどでした。

短期間で3回も熱を出すのは、子どもの頃以来だと思います。調子の悪いなか、頭の中では行くか行かないかをずっと悩んでおりました。

微熱のまま、東北新幹線で移動

帰省当日、朝に体温を測ると37.2℃の微熱がありました。最寄り駅まで歩いて新幹線で3時間移動し、そのあとバスで30分ほど移動し、買い物をしてから実家に着く体力があるだろうか。そんな不安を抱えながらの出発でした。

しかも自分の到着に合わせて、電気工事業者を呼んだり、荷物の受け取りをしたりと、しっかり予定を組んでいました。ですから、意地でも帰らなければなりません。翌日は、もの忘れ外来に母を連れて行く予定もあります。

さらにその翌日は訪問美容の予約を入れ、お泊りデイサービスの見学も控えていました。とても予定をパスできる状況ではなく、結局、微熱のまま移動することにしました。

実家について仮眠、そして回復

乗った東北新幹線は各駅停車の便だったので、3時間以上かかります。冷房が寒いかもしれないと思い、パーカーを持っていきました。これが正解で、周りの人は半そででしたが、わたしはパーカーを着てひたすら目をつむっていました。

原稿の締切も迫っていたので、新幹線の中で何とか書き上げました。とはいえ、体調がよくないと文章にしっかり表れてしまうものです。頭がうまく回っていないせいで、自分自身へのツッコミ、推敲が不足してしまうのです。

盛岡駅に着いても体調は回復せず、まずいなと思いながら電気工事業者への対応と荷物の受け取りを済ませ、1時間ほど仮眠を取りました。熱を測ると、平熱に戻っていました。前回も同じような状況で移動し、うまくいった経験があったのです。

微熱程度であれば、普通に生活していれば熱は下がるだろうと踏んで移動したわけですが、体調が悪い状態での移動はやはり大変です。それに、母に風邪をうつしてしまわないかという不安もつきまといます。

熱が下がったあと咳が出てきたので、また咳喘息が始まったのかと身構えましたが、今回は悪化しませんでした。母への影響もなく、なんとか遠距離介護を終えられてほっとしています。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

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