コロナ禍の1か月の遠距離介護終わる

8月5日からの約1か月の遠距離介護、無事終わりました!

盛岡に到着して2週間はお墓の掃除とスーパーしか行かなかったので、実質後半の2週間で母を病院へ連れていったのですが、のべ5つの病院へ行ってきました。ハードに感じたのは5つという数ではなくって、この次のお話が原因です。

コロナ禍の通院付き添いの注意点

岩手県の発表として、不要不急の外出に当たらないものとして介護や通院と書いてあります。県が発表しているからといって安心して病院へ付き添いで行くと、大変なことになります。

ワクチンの接種状況(回数、接種日)を付き添いの人も書かされる病院(接種済のわたしはありがたい)、感染拡大地域から来た人は病院に入る前に電話をする、などいろいろです。遠くから盛岡まで来て病院まで付き添いで行ったのに、結局入れなかった人の話も聞きました。

ホームページに方針が書かれていない病院が多いので、都道府県の方針に関わらず、病院単位で感染対策方針を確認してから、付き添いするか決めたほうがいいです。でないと、苦労してたどり着いたのに、病院を前にして入れないなんてこともあります。

あとは到着後、2週間経ってから病院予約を入れたほうがいいかもです。わたしのように長期で帰省できる人はいいのですが、仕事の関係で2,3日しか時間が取れない人が、病院に付き添いで行くと病院に入れない場合もあるかもしれません。

結局こういうことがあるので、病院付き添いするのに妙な緊張感があって、ドッと疲れました。デルタ株になって、より対応が厳しくなっているように思います。

肩身の狭い1か月

岩手のニュースを見ていたら、感染拡大地域からお盆で来た人が原因みたいなことが繰り返し放送されるので、また肩身の狭さを感じる1か月でした。病院とスーパーと実家しかいなくても、なんとなくそう感じてしまうのです。

そして寒暖差です。盛岡に着いた瞬間はこれは暑くなるぞ!と思ったのに、急にお盆過ぎくらいから寒いくらいになって、コタツを出し、そのまま片づけることなく帰京しました。

次回は11月で、病院予約も終わってます。健康観察のための、またビジネスホテルの予約復活です。
デルタのほうが発症が早いそうなので、観察期間は7泊から4泊に減らしました。ワクチン接種がもっと広がって、少しでも収束に向かっていて空気が変わっているといいのですが……。

今回も、コロナ感染者の多い東京へ帰るのにホッとするあの感覚を味わってます。やっぱり病院の付き添いは、何か緊張しましたね。ワクチン接種2回打った写真を撮って準備し、いざというとき印籠みたいになるのかなと思ってましたが、そうでもないようで。

帰京後の昼食は、久しぶりのひとり外食をするつもりで、いつもより早い新幹線を予約したのですが、おとなしくテイクアウトで昼食をとるようにします。ワクチン2回打ち終わっても、しばらくはこれまでどおりの感染対策を続けます。

音声配信voicyの最新回は、認知症10のサインのお話です↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか