岩手で暮らす認知症の母の遠距離在宅介護を続けて、まもなく丸14年になります。
9月に申請していた要介護4から5への区分変更の結果が出て、母は要介護5になりました。かかりつけ医と要介護度の話をしたあと、ケアマネさんから「区分変更してみましょうか」と提案をもらい、ダメでもいいやと思って申請しました。
この記事では、14年間の要介護度の推移をグラフで振り返り、要介護5になって感じたことについてまとめます。
要介護度14年間の推移グラフ
わたしが母の介護を始めた2012年当時、要支援1でした。認知症ではなく難病でサービスを利用していましたが、母は自らキャンセルしてしまったようです。
その後すぐに認知症の気配を感じて区分変更を申請し、要介護1となりました。そこからの推移は下記のグラフのとおりです。グラフでは月数の多いほうをその年の要介護度としています。たとえば2017年は要介護1が10か月、要介護2が2か月だったため、要介護1と表示しています。

- 要支援1:2012年11月(1か月)
- 要介護1:2012年12月~2017年10月(4年10か月)
- 要介護2:2017年11月~2021年12月(4年1か月)
- 要介護3:2022年1月~2023年3月(1年2か月)
- 要介護4:2023年4月~2026年8月(3年4か月)
- 要介護5:2026年9月~
こうしてみると、要介護度が1つ上がるのに平均して4年くらいかかっています。比較する相手がいないので断言はできませんが、遠距離在宅介護としては、かなりゆっくりな進み方ではないかと感じています。
要介護5の今も、母は自宅で元気に過ごしています。遠距離介護を続けてきたからこそ、こういう結果になったと思っています。
要介護5になって変わったこと、感じたこと
正直なところ、感想は特にありません。「亡くなった父と同じ介護度になったな」と思ったくらいです。変化としては、特養に申し込む際の優先順位が上がるくらいでしょうか。
父は寝たきりで、見るからに要介護5という状態でした。一方の母は、障害者手帳を持ちながらもギリギリ動けています。ただ、重度の認知症でコミュニケーションが取れず、毎日排泄の世話が必要です。どちらの介護が大変かと言えば、断然母です。
要介護5になると支給限度額が増えるので、これまで多少セーブしていたデイサービスを思いっきり使えるようになります。とはいえ、すでにたくさん利用しているので、自費で払っていた分が介護保険でカバーされるようになる、というのが実際のところです。
ただ、利用枠が増えるだけで安心感は違います。実際、自費で払った請求額を見て、「これはやばい」と感じ、サービス利用を控えた時期がありました。要介護5になると単価が上がるので、デイの請求は増えますが、トータル費用は安くなります。何より介護者として、心の余裕が持てるのは大きいです。
介護保険外で利用しているお泊りデイを、介護保険のショートステイに切り替えれば費用は節約できそうです。ただ利用し始めて3か月くらいですし、環境を変えすぎると、母の負担が増えるので、このままでいくと思います。
わたしは要介護度は単なる数字でしか見ていないので、これからもいけるところまでは遠距離在宅介護を続けていきます。
今日もしれっと、しれっと。





























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