認知症の経過報告(2年と37週・38週間目)財布がない!

財布 認知症

2015年後半から、よく財布を失くすようになりました。

財布を入れる巾着があるのですが、いつもは巾着ごと失くしていました。そこで自著やブログでもご紹介しているキーファインダーを購入したところ、すぐ見つけることができるようになりました。

最近はなぜか器用に財布だけを、失くします。1回目失くした時は、

・警察に届け
・いつも行くスーパーに連絡し
・デイサービスの中や送迎車も探してもらう

絶対、家の中にあるだろうけどね・・・と思いながら、探しました。結局3週間後に家の中で発見、銀行キャッシュカードの再発行となりました。

2回目はつい1か月前、

また家にあるだろうと、今回はどこにも連絡せず3日ぐらい探したら、布団の下からなぜか出てきました・・・理由は不明。さすがに2回財布がなくしたので、財布にもキーファインダー(下写真)をつけました。

キーファインダー

財布の小銭入れの中に忍ばせて、これで大丈夫ということで帰京しました。そして3回目の今回・・・

あれ、財布が見当たらないんだけど。
くどひろ
えー、でも大丈夫、秘密兵器があるから!

キーファインダーで捜索開始すると、早速反応が。

「ピピピピピピ」

財布はこの部屋にある! じっちゃんの名にかけて

部屋を見渡すとありました!キーファインダー “だけ” が(笑)

母はキーファインダーを抜き取り、きれいだからと居間の棚に飾っていたのでした。結局見つかったのは、別の財布。1万円、保険証、スーパーのポイントカードだけ、なぜか移し替えていました。

それから1週間、家じゅう捜索したのですが見つかりません。半信半疑で使い出したキーファインダーが思った以上に活躍してくれて、もの盗られ妄想からわたしを何度も救ってくれました。

しかし、キーファインダーそのものを抜き取るとは、やるなっ母!タイムアップということで、わたしは泣く泣く帰京することになりました。次財布見つけたら、財布の革をパンチで穴開けて、キーファインダーを取り付けます。

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか