パチンコやパチスロと認知症の関係

記事のネタ元が週刊誌なんですが、認知症に効くという言葉を見つければ試せるものは試す!ってのが自分のスタンスだし、ブログで紹介するのもスタンスということで、以下記事を一部引用します。

諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授は、中高年を対象にスロットを遊技中の脳内活動を測定するテストを行った。その結果、空間認知にかかわる頭頂葉と左側の前頭葉が活性化し、1か月のスロットを使ったトレーニングで認知機能が向上しました。最近はパチンコにも自分で押すボタンがあるので、パチスロと同じ効果があると考えられます(篠原教授)

引用元:女性セブン

単純に記事を読むと、それじゃぁ認知症の人をあのうるさいパチンコ屋へ連れて行くの?となるんですが、調べてみるとそういう単純な話ではなく、なかなか面白い取組をしています。

東京都東村山市にあるパチンコ大学95久米川店の取り組みとは?

こちらのパチンコ屋さんは、篠原教授が提唱するパチンコ屋から発信する健康施策、”けんぱち(健康ぱちんこ)” を実践しています。ホール(パチンコ店)が、パチンコを利用して、地域やお客様の脳や健康を保つという取り組みです。活気的ですよね~

パチンコ屋というと、地域からは建設反対!など憂き目を見ているお邪魔な存在ですが、そんなイメージを払しょくするこの取組。

篠原教授曰く、

『パチンコ、パチスロは脳の活性化につながります。また遊技中はリラックス効果があることも実証されています。』

確かにパチンコのリーチの瞬間や、パチスロのリーチ目を見た時は大興奮しますし、ストレスもすっ飛びます!でも負けるとストレスが倍増するというおまけつきなんですが、こちらのパチンコ店は”1パチ”です。1000円だと1000発遊べるのが特徴で、これだけ玉があればそんなに大負けもしませんし、長時間楽しめます。(通常は4パチと言って、1000円で250発)

さらにパチンコ屋に絶対にない、”ナンプレ” が置いてあって、頭の活性化をうながしたり、パチンコ店内に漢字クイズがあったりと、パチンコ屋自体が面白い事になっています。

あまり損もせず、パチンコやパチスロで脳を活性化して、認知機能の低下を予防する! いや、正直この取組面白いと思います!高齢者がゲームセンターに押しかけているというニュースをよく見るようになりましたが、今後はパチンコ店もニュースになるかもしれません。

ってことは、ゲームセンターに行って、パチンコやパチスロをするのもありかなと思います。以前パチンコやパチスロをしていた認知症の方には、効果的かもしれませんよ。

しかし、問題はパチンコを一度もしたことがない母が、70歳にしてパチンコデビューはしないよなぁ・・・パチスロのほうをもしやるなら、目押し手伝ってあげられるのに・・・それか中古の機械を家に買うとか・・・・うちではこの取組にのれそうにないです・・・(泣)


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか