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「教え魔問題」は認知症介護の世界でもよくある

ボウリング場の悩みランキング1位は、お客様がお客様にコーチングする「教え魔」がいること。この意外な結果が話題になっていて、きっかけになったツイートがこちらです。

ニュースで見たとき、すぐ「認知症介護の世界にもいるぞ!教え魔さん」と思ったわけです。

わたしの介護教え魔体験談

7年前くらいに介護イベントに参加したとき、ある団体の偉い方(先輩介護者)から認知症介護について、介護家族に教える時間がありました。

わたしがそのイベントに参加した理由は、もうひとつの演目に興味があったからで、偉い方の話がイベントに含まれていると思っていませんでした。

それでも、認知症介護が始まったばかりだったので参加してみると、介護のコツが書いてある紙が配られ、その方はコツを「そのまま」読んでいきます。

書いてあるので、読めば分かります。黙って聞いていたのですが、アドリブなく紙のとおり読み上げます。10分、30分、1時間……、なかなか終わりません。

たまに脱線して、先輩介護者としての「教え魔的」指導があり、90分経っても終わりません。あまりの長さに、ガマンできずにトイレを理由に使って、席を立ちました。

イベントの話なので、どこからともなく勝手にやってきて指導する教え魔とは違います。なのに、教え魔と感じてしまったところに、教え魔の本質があると思ったのです。

よくある介護の教え魔の例

先輩介護者も、よかれと思ってアドバイスしています。決して悪い人ではないし、役立つ話もありました。でも教え魔と感じたのは、受け手であるわたしが「アドバイスの押し付け」と思ってしまったからだと思います。

認知症介護で起こり得る教え魔の例で多いのは、介護のつどいで悩みを打ち明けたとき、たまたま居合わせた知らない先輩介護者から、いろいろご指導を受けるパターンです。

「せっかくのアドバイスが、教え魔になる基準は何か?」と考えると、受け手側の予定や都合を無視して話し続けるとか、介護の方向性が違うなどがあります。1回そう感じてしまうと、アドバイスがひたすら耳を通過するだけになり、最後には「無」になってしまいます。

他には、介護のつどいを運営している方の中に教え魔がいます。そうならないよう「1歩後ろに下がって運営している」と言ってた方もいました。

教える側はたくさん介護経験があるし、何より人に構う余裕があります。現役でなく、介護が終わって時間がたくさんあると、教え魔になりやすいのかもしれません。

介護は、介護者と介護を受ける人の生き方や考え方があり、教える側との組み合わせが無限にあるので、教え魔も多く発生しやすいのだと思います。

ちなみにわたしですが、ブログを読もうが読まれまいが、voicyを聴こうが聴かれまいが、介護について一方的に発信するタイプです。頂いた質問には答えるものの、SNS等でこちらから絡みに行くことはあまりないです。もし、教え魔っぽく感じたら、全力で逃げてくださいね。

音声配信voicyの最新回は、介護のプロであっても自分の家族の介護では悩むお話です↓

今日もしれっと、しれっと。


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4件のコメント

わたしの過去の経験なのですが、教え魔的な方が町内にいます。
まだ義母がデイサービスに通っていたころ、デイに行く日の朝に地域の草取りに出かけた
夫が、熱中症で倒れたと本人の携帯から連絡がありました。大丈夫だからと言ったのに
救急車を呼んでしまったので、行ってくる。という電話でした。
私は、義母をデイに送り出したら病院に行くから、今はすぐに駆け付けられないと伝えました。
その時の判断で、夫は意識がはっきりしていたことと、義母を他の人に頼めないと判断しました。
それを知った教え魔の人が、人伝えに聴いて、2,3日過ぎた頃スーパーで会ったら
怖い顔をして、いきなり「○○さん、まだ入院しているの?」というのです。
私は、一瞬??になりました。

続けて「そういうときはねぇ、近所の人におばあちゃんを預けて、すぐに来るものだよ」と言われ
「すみません」といいましたが、
私は、当日義母に、夫のことは話さず、時間どうりにデイの車に乗せて、すぐに病院に向かいました。
丁度点滴が終わって、帰ってよいとのことでしたので、私の車で帰宅。
その後も、夫は元気でした。
とっても、嫌な気持ちになりました。
その方にしてみれば、
夫が、救急車で運ばれたのにすぐに来ないとは、何という奥さんと思ったのでしょう。

私にしてみれば、義母を近所の人に預けたら、パニックになること間違いない。
時間的に、デイの車が来る時間であったので、義母を送ってからと判断。

あの方に、義母の何が分かるの?
といいたい。
とても神経質で、妄想があり、下手な嘘をつけないので、人に頼めない。
もう、4年も前のことなのですが、嫌な気持ちはぬぐえません。
趣旨が違っていたら、削除してください。

ツ゛

モカさま

あらら、イヤなこと思い出させてしまいました、失礼しました!
まさにこういう趣旨なので、そのまま承認させて頂きました。
それにしても、町内にいるとは……。

遠距離介護中の母が、認知症初期のころ、母の「他県在住のもと同級生」に「取り憑かれた」じきがありました、、、
10日おきに、「あれしなさい」「これしなさい」電話(30分)が、数回、、、
あげくに、
「あなた、ちっとも言う事聞かないから、私が かわりに、お母さんの地区の、地域包括支援センターに、連絡しておいてあげたからね!!!!」………
「へぇっっ?????」
「はいっっ?????」
まさに、びっくり!!
あまりにしつこいので、
「母の事は、適切に対応してますので、口出しは、止めてください!!」
と、怒鳴りつける事で、電話かからなくなりました、、、
おせっかい、、、度をわきまえてほしいものです、、、。

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ABOUT US

工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(78歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて9年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか