1/18新刊発売のお知らせ

認知症の母のご飯炊き過ぎ問題

岩手県花巻市の介護講演会(無料)の申込締切が10月4日(火)までとなっております、よっぽどのコロナ問題でも発生しない限り開催するので、岩手県在住の方限定になりますが遊びにいらしてください。お申込みの詳細は下記記事です。

以前、実家の冷凍庫に大量のご飯があった話を書きました。
理由は、認知症の母が1人暮らしなのにご飯を毎回3合炊いてしまうためです。炊くのはいいんですけど、電子レンジは使えないですし、炊いたことを忘れて炊飯窯の中にご飯を放置して、腐らせてしまう日もあります。

ヘルパーさんのご厚意でご飯を冷凍して頂いたおかげでストックがいっぱいになったわけですが、わたしが帰京したらまた同じような状態に戻ってしまいました。

実家に帰ったときの対処法

わたしの遠距離介護中の対応は、米びつを隠したり、炊飯器を隠したりしています。

前は好きに炊いてもらっていた時期もありましたが、母がご飯炊きモードに入るとずっと3合炊きを繰り返してしまいます。

そうするとお米はどんどん減りますし、冷凍ご飯もどんどんたまって消化できなくなるので、やむを得ず隠すようになりました。

米びつだけを隠すと、母は米をひたすら探してしまうため、最近は炊飯器も米も隠します。さらに母の見えないところでご飯を炊いて、炊きあがって保温状態になったところで、初めて台所へ炊飯器を持って行きます。

というのも、母が炊飯途中で炊飯器のふたを何度も開けてしまいます。やけどの心配は今のところないのですが、それでも蒸らしている最中に何度も開けると、おいしいご飯が炊けません。いろいろ工夫が必要な状態が続いています。

母ひとりになると、ご飯のストックがどんどん増える可能性があります。そこで前回の帰京前に、ヘルパーさんに情報共有のお手紙を置いていきました。

「もし冷凍庫でご飯がいっぱいになるようなら、炊飯器や米びつを隠してもいいかもしれません」

なかなかヘルパーさんご自身で、お米や炊飯器を隠すのは抵抗があると思います。家族が言うならいいかもと思ってもらえると考え、そのようにお伝えしました。

わたしもヘルパーさんも望んではいないけど、介護していくうえではどうしてもやらなければならないことって、たくさんあります。そうしたら妹が、いつもの場所とは違うところから米びつを見つけました。

訪問リハビリの作業療法士さんからは、炊飯器の釜に水が張ってあってそこに冷凍ご飯が入っていたとの連絡もありました。これは初めてです、母の限られた記憶の中でご飯と戦っているんだろうなぁと思います。

音声配信voicyの最新回は、見送りの切なさの話です↓

今日もしれっと、しれっと。

【2023年講演会予定】
1/29(日):埼玉県幸手市・杉戸町 → 内容の詳細


 


【2023.01.18発売、予約受付中!】
東京と岩手の遠距離「在宅」介護を、10年以上続けられている理由のひとつが道具です。わたしが使ってきた道具を中心に、介護保険の杖や介護ベッドなど福祉用具も含め、介護者の皆さんがラクになる環境を実現するための本になっています。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(79歳・要介護3)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて11年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか