介護臭を消して大満足だったのに、介護してない人には不評だったのはなぜか?

1週間前、こんな記事を書きました。

実家の介護臭(尿臭)の元が分かって、試行錯誤のうえ、ある程度ニオイが消えて喜んだのですが、今日は全く逆のお話です。

介護臭対策で愛用中の洗剤は花王『消臭ストロング』

わたしが実家で洗濯するときの洗剤は、「ほぼ」消臭ストロングです。なぜなら、かなりの確率で母の洗濯物には尿系のものが混じっているからです。

尿臭が消えて大満足しているのですが、母が自分で洗濯するときは粉末のニュービーズです。認知症の進行で液体洗剤の役割が理解できず、昔からの習慣で粉末洗剤はかろうじて使うことができます。偶然ですが、東京の家も粉末のニュービーズです。

わが家で使用中のニュービーズと消臭ストロング

実家に居るときは、わたしの洗濯物も消臭ストロングで洗っているのですが、いつものように帰京直前に実家で着ていた洗濯物をまとめて洗濯して、段ボールに詰めて東京に送ったのです。遠距離介護が終わり、東京の家で荷物の開封をしてくつろいでいると、妻がこういったのです。

なんか、くさいんだけど?

自分が臭いのか?と思って、靴下やら自分自身のニオイを嗅いでみたのですが、特に違和感はありません。以前は認知症の母が生乾きの洗濯物を畳んでしまい、それをわたしが着ていた時期もあったので、一瞬それか?と思いましたが、今は対策しているので違います。

いろいろニオイを嗅いだ結果、ニオイの元はわたしのパジャマでした。そのパジャマは盛岡で洗濯したばかりで着ておらず、結局消臭ストロングのニオイがくさいとなったのです。

介護臭を消す「ありがとう」からのいいニオイ

文字でニオイは伝えづらいのですが、わたしは消臭ストロングのニオイが好きです。

おそらく、洗剤のニオイ自体が好きというよりかは、介護臭を消してくれてありがとう!という感謝の気持ちから、ニオイまで好きになったのだと思います。いいニオイだから、ずっと嗅いでいたいわけではなく、あの介護臭を消すなんてすごい! だから好きという感じです。

確かにAmazonレビューを見ると、消臭ストロングのニオイが気になる人が存在しています。介護者には救いのニオイでも、そうでない人にはちょっと強めのニオイなのかも? と妻の反応からそう感じました。

今、洗濯がどう変化したかというと、帰京する前の洗濯は粉末のニュービーズで洗うことにしました。また、遠距離介護中の盛岡で誰にも会わないときは、ずっと消臭ストロングで洗ってます。

実家では介護臭に囲まれ過ぎていて、鼻がバカになっています。鼻がリセットされるのは、帰京したときで、数カ月ぶりに遠距離介護で帰省すると、実家に入っただけであれ?ってなります。

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今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか