1/18新刊発売のお知らせ

朝から2時間の洗濯はもうイヤ!考えに考えた新しい失禁対策

毎朝、母の寝室の布団を上げるときはドキドキします。

なぜならシーツや布団が尿で濡れていたら、そこから2時間は確実に洗濯や布団干し、汚れた畳の掃除などに時間が取られてしまい、予定の変更を余儀なくされるからです。

掛布団、毛布、タオルケット、シーツ、敷布団、マットレスと1つ1つ手で触って、濡れていないかを確認していきます。シーツの下には防水シーツを敷いていて敷布団はほぼ守られるのですが、ほぼなので敷布団もアウトになる日もあります。

直近2週間で6回ほど失禁があり、先週は3日連続で洗濯&布団を干しました。毎日きれいなシーツ、太陽光でふかふかの布団で気持ちいいと思うのですが、交換は重労働です。ヘルパーさんからも最近毎日失禁があると連絡があったのですが、確かにその通りでした。

リハパンやオムツで失禁問題が解決しないワケ

先日食器用洗剤を誤飲し、その直後母が水と牛乳を大量に飲みました。夜間の失禁を想定して、いつもは履かないリハパンを履いて寝てもらいました。

完璧な対策だと思って、翌朝母の寝室に行ったらなぜか布団も畳も尿で汚れていて、肝心のリハパンはカラッカラに乾いていたのです、なんで??

実はケアマネさんやヘルパーさんから失禁の対策を考えましょうと言われていたので、わたしはこれを機に常時リハパンを履いてもらおうと思って帰省したのですが、この構想があっさり崩れてしまったのです。

布団だけを純粋に濡らすのであれば、リハパンで解決します。だけど布団の脇が尿で汚れていたり、枕や掛布団の上が汚れたりして、なぜこの場所が濡れるのか意味不明でした。

そこで失禁の原因を調査すべく、寝室の見守りカメラの映像で深夜の母の動きを分析。暗視撮影機能があるので、暗闇でも母の動きは分かります。すると理由が見つかったのです。

認知症と手足の不自由さが原因

映像から推測したのは手足が不自由な認知症の母が、暗闇の寝室の布団の真横にあるポータブルトイレに気づく(思い出す)のに時間がかかり、さらに立ち上がりにも時間がかかるので、真横にあるトイレでも間に合わずに、畳や布団の上に失禁するようです。

リハパンを履いていても脱ぐ動作の途中で失禁するから、履かせてもダメです。だから布団や枕の上が汚れたり、布団のすぐ横の畳が汚れたりするわけです。寝ている最中に失禁するのなら、布団だけが汚れるはずですから。

さらにややこしいのが、母がぐっすり眠る条件がいくつかあります。まず豆電球はイヤで、真っ暗でないと眠れない。さらにエアコンがついていると、気になって眠れないなどがあります。

豆電球で寝てもらえば、ポータブルトイレが見えるので解決と思いましたがダメ。エアコンで部屋を暖めておけば失禁が減ると思ったのですが、それもダメ。こっちも介護で疲弊したくないので必死に考えた結果、ある方法を思いつきました。

センサーライトを購入

母が尿意で起きた時だけ、トイレの場所が分かるようにする……、センサーライトだ!

でも足元を照らすセンサーライトだと、母がコンセントから抜いて片づけてしまいます。手の届かない上から照らすしかなかったのですが、偶然ポータブルトイレの真上に何十年も使ってなかった電球がついていたのです。

試しにスイッチを入れたら、電球が光りました。ここに人感センサーのついた電球を買えば解決するかもしれない! そう思い近所のホームセンターへ行ったのですが、わたしの希望を満たす電球が売ってなくてAmazonで購入しました。

人感センサー付きLED電球
電球が壁と垂直についていたので、人感センサーは斜め方向でないといけない


難しかったのは、トイレに起きたときだけ電球がつかないとダメなこと。寝返りの都度、電球がついてしまったら夜中に起きてしまい、わたしの睡眠時間がなくなります。人感センサーの方向と布団を敷く位置を調整し、何度も寝返りしてみてベストな電球の位置にしました。

立ち上がりが容易になるよう、置き型手すりを近くに移動したのですが、トイレと形がそっくりでこっちに用を足さないか心配です。

ポータブルトイレを電球でやんわり照らす

センサーライトを設置して4日が経過しましたが、3日間はきちんとトイレで用を足していました。4日目だけ失敗した理由は、ポータブルトイレと逆方向に立ち上がって移動したからです。そのパターンもあるのね……。

ある程度対策はできたので、さらに改良を加えて朝の介護の大変さから解放されるよう努力したいと思います。とにかくラクしたいんですよね~

音声配信voicyの最新回は、50代女性のファッション誌エクラの取材を受けた話です↓

今日もしれっと、しれっと。

【2023年講演会予定】
1/29(日):埼玉県幸手市・杉戸町 → 内容の詳細


 


【2023.01.18発売、予約受付中!】
東京と岩手の遠距離「在宅」介護を、10年以上続けられている理由のひとつが道具です。わたしが使ってきた道具を中心に、介護保険の杖や介護ベッドなど福祉用具も含め、介護者の皆さんがラクになる環境を実現するための本になっています。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

初めまして。私も亡母の尿失禁には悩みのタネでした。センサーライトも試しましたが、何故付くのかとパニックになり断念したものです。足元のカーペットの下にバレないように防水シートを敷いたり…ポータブルトイレを拒否しないで使ってくれる実母さんはスゴイと思います。正直、知恵比べですよね!めげずに頑張って下さい。応援してます!

murakamiさま

センサーライト、パニックになりますよね。
尿意のほうが勝るので、そこまでパニックにならないのかもしれません。

ポータブルトイレを認識してもらうための貼り紙をしましたが、意外とあっさり使ってくれてます。手足が不自由なので背に腹は代えられないのかなと。
おっしゃるとおり知恵比べです、応援ありがとうございます!

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(79歳・要介護3)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて11年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか