介護で防水消臭まくらが必要になったのでニトリで購入してみた

前回、ポータブルトイレの設置や選び方の話の最後に、トイレを設置しても母がまくらで尿を拭うことがあると書いて終わりました。

正直、今日のお話は介護ニーズはあまりないと思うのですが、寝ているときのよだれがひどいとか、ペットがまくらにおしっこして困る、単純にまくらが臭いなど、そんな変換をすれば少しは役立つかもしれません。

ぶっちゃけ怒りで購入したニトリのまくら

ポータブルトイレを母の寝室に設置したのに、わたしは毎朝ドキドキしています。

ある日、寝室に行って何も起きてなかったのでホッとして、次に洗濯機を見たら、尿にまみれたまくらがドカンと入っていて愕然。

お布団の真横にトイレがあるのですが、認知症の母はおそらく尿意で起きても、現実の世界を理解するまで時間がかかるのでしょう。

実はまくらの上に直接おしっこをするのか、どこかにしたものをまくらで拭っているのか、原因が分かりません。対策できないので、寝室についているカメラを録画機能付きのものに替えました。

冷静に母に質問すると、トイレが間に合わなかったと言います。以前は、確かにトイレまで距離があったのでその理由は正しかったのですが、今は布団の真横にトイレがあります。そのことを伝えると、あれ?なんでだろうねと。

でも、尿のしみた重いまくらを見た母は、さすがに「すみませんねー」と。母に怒っても忘れてしまいますし、注意しても改善は見込めません。ただ事実を淡々と指摘しておくと、脳のどこかに記憶されるのか、数日間だけこの悲劇から逃れられるので、一応言うようにしてます。

まくらの洗濯は本当に面倒なので、あ゛ーーーーってなり、灯油ファンヒーターで半日近くかけて乾かし復旧しました。自分の部屋に戻ってパソコンを立ち上げ、まくらで尿を拭う対処法なんて当然どこにもなくて、自分で考えてこのようにしました。

まくらを防水にすればいいかも

ポータブルトイレ設置した意味ないわ! 

こんな感じでイライラしたときは、amazonを見るか、ホームセンターに行くかすれば、だいたいおさまります。対処法を考え文章にすれば、母に被害が及ぶことなく、自分の中で消化できます。

いろいろ調べていたところ、ニトリの商品で「まくらプロテクター」なるものがありました。この商品は水・汗・ダニからまくらを守る商品で、防水・防ダニ加工がしてあります。使い方としては、まくら本体にこのプロテクターをつけて、その上からまくらカバーをつけます。

ニトリの洗える消臭まくらとまくらプロテクター

買ったあと、尿まみれのまくらができてないので分かりませんが、理論上はまくら本体は守られ、プロテクターとカバーだけ洗濯して、まくらは天日干しでいいはずです。湿気は通すので、尿の気化したものがまくらを通りそうですが、そこも天日干しでカバーします。

まくらは消臭で洗濯機で洗えるまくらにしました。お風呂にまくらを入れて、足で踏んで洗うのが本当に面倒なのです。もしあいつがまた、わたしの目の前に現れたら、洗濯機でやっつける!

わたしはもうすぐ帰京しますし、まくらを汚したら気づけるのは妹だけになります。妹も洗ったことがあるらしく、まくらを買ったほうがいいのでは?と思っていたようでした。

リハパンとかオムツはしない

遠距離介護、母ひとり暮らしなので、わたしが居ないとリハパンやオムツは履きません。失禁パンツを履いてもらったこともありましたが、吸収量が追い付きませんでした。

母は目に入ったものなら、何でも雑巾にする習慣があるっぽいです。この前もベンチに座る前に、自分のバックで拭いてから座ってました。さすがに止めましたが、キレイになれば何でもいいみたいです。

肝心なまくらカバーの購入を忘れたので、滞在中に買ってきます。

音声配信voicyは、これから注意したい熱中症のお話です。注意すべきは最高気温ではありません↓

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか