寝室に残るかすかな便臭。やっと見つけた意外な場所とは?

母の寝室は失禁があるので、常にニオイがあります。

ポータブルトイレもあるし、布団やシーツが汚れるので、完全には消えません。それでも消臭剤を置いているし、早めに対処するのでキレイに保てているほうだと思います。

しかし、いつまでも残るかすかな便のニオイに気になっていました。部屋中クンクンしても、ニオイの元が見つけられません。どこからか臭っているんだけど……。

寝室の隣の部屋を掃除していると

いつものように母の寝室を掃除して、隣にある小さい4畳半くらいの広さの部屋も掃除をしていました。その部屋は母が着替えるときに使う部屋で、そこを使う理由は椅子があるから。手足が不自由で立って着替えるのは難しいので、必ず座ります。

その椅子の下の掃除をしていたとき、椅子にあったクッションをたまたま裏返してみたら、かなり時間の経った便の汚れがついていました。ニオイの元はこれか!と思ったのですが、なぜかそのクッションにはカバーがついていません。

おそらく前にもクッションカバーを便で汚して、母が捨ててしまったのだと思います。さらにクッションを裏返していたのも、母なりに便を隠しておきたかったのだと思います。

この椅子はメッシュ状の帯の上にクッションを置いて使うタイプで、クッションありきの椅子です。最初はこのクッションを洗濯しようと思ったのですが、おそらく30年以上前からあったクッションです。洗ったら、元に戻らないかもしれません。

しかもクッションの上でリハパンを何年も履き替えてきたということは、おそらくいろんなものも吸収してきた可能性もあります。そこで決断! このクッションを捨てて、洗えるクッションを買うことに決めたのです。

洗えるクッションに変更

今後もこのクッションを汚し続ける前提で考えて、無印良品の690円の洗えるクッションに買い換えました。これなら便や尿で汚しても、洗えます。(ニオイの耐久性は不明)

無印良品で買った洗えるクッション
あえて汚れが分かりやすいカバーの色にしました

ちなみに母に向かってタンスが倒れてきた話の記事の中で、クッションカバーに便がベットリついたと書いたのですが、今回ご紹介した新しいクッションのことです。買ったばっかりなのに、早速汚してしまいました。

とはいえ、汚す前提で購入しているし、クッションも洗えるので、今後はいくらでも汚してもらいましょう。

気になるニオイも消えて一安心ですが、最近は思わぬところからニオイの元が出てきます。タンスの中から汚れたリハパンは日常ですが、押し入れや机の下、台所の下からも出てきました。しれっと捨てるだけですが、やはり恥ずかしい感情はしっかり残っている証拠ですね。

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今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか