マスクの個人判断と在宅介護

2023年3月13日以降、マスク着用は個人の判断が基本となりました。

とはいえ介護中の方は、すぐにマスクを外して生活とはならないと思います。わが家には毎日、医療・介護職の方がいらっしゃいますが、皆さんマスクをしてきます。

厚労省のホームページにマスク着用の効果的な場面として、こう書いてありました。

高齢者等重症化リスクの高い者への感染を防ぐため、マスク着用が効果的な下記の場面では、マスクの着用を推奨する。
・医療機関受診時
・高齢者等重症化リスクが高い者が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設等への訪問時
・通勤ラッシュ時等混雑した電車やバスに乗車する時

引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001056912.pdf

通院はこれまでどおりマスクをするとして、訪問診療や看護、介護なども同じ建物内にたくさんの人がいるわけではないけど、医療・介護職の方が利用者の家を次々と訪問していけば接触機会は多いので、当面は変わらないと思っています。

介護者のわたしの方針としては、医療・介護職の皆さんに都度質問しながら、それに合わせて解禁していくしかないかなと思ってます。最近ラクになったなと感じる瞬間は、認知症の母が急にマスクを外す場面があってよく慌てていましたが、今はそうでもなくなりました。

またソーシャルディスタンスを意識して、母と医療・介護職の方が同じ部屋に居る時にわたしは隣の部屋に居るようにしていましたが、もうそこまでやる必要もないのかなと思ってます。

何年かぶりに外食とお酒を楽しんだ

遠距離介護中やその直前は今後も気をつけますが、それ以外で制限されまくりのコロナ生活はイヤというのもあって、先日何年かぶりにフルの外食をしてきました。

これまでもコロナの波が収まったときだけ、軽く外食に行ったことはありますが、どうしても介護者であることと基礎疾患持ちの妻を意識して、例えばお酒は飲まない、食べたらすぐ帰るなどを実践していて、本当に外食を楽しんだ日はありませんでした。

フルの外食とは夫婦で都内の焼肉屋に行ったのですが、何年かぶりに本気でお酒を飲み、久しぶり過ぎて体がついていかないと思ったのですが、意外と大丈夫でした。おそらく飲み会の機会が増えても大丈夫かもしれません、年齢的に無理はできませんが。

もの忘れ外来の通院後にいつも行っていた、母との外食も解禁しようかなと思ってます。前は新しいお店を開拓していた時期もありました。母も喜んでいましたが、今は自分で食べたいものを決められない感じなので、わたしの趣味で連れて行こうかなと。

あとは家族以外の人にほとんど会ってなかったので、さすがに解禁したいなと思ってます。でも実家に帰る前には、必ずPCR検査を受けてます。東京はPCR検査を無料で受けられますが、5月7日までなので、無料期間が終わったらどうしようかな~

音声配信voicyの最新回は、最近あった認知症の母の腹痛で慌てた話です↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか